ファーストバイヤー編

Vol.1 購入物件の条件を整理する

はじめまして。今回から不動産 コラムを担当することになりました出相です。初めてのマイホーム購入をお考えの方に、その手順をできるだけわかりやすくお話しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

第1回目は、不動産購入の第一歩である「条件の整理」についてお話しします。
私はお客様からご相談を受けた際、
まず初めのコンサルテーションで、家を買いたい理由や、どんな場所や家をイメージしているかを細かくおうかがいしています。これは質問への応答を通じて、購入物件の条件とその優先順位を整理することが目的です。

条件は主に6つのポイントで整理できます。

1:購入の動機
なぜ自分が家を買いたいのか、今一度振り返ってみてください。
今住んでいる所に不 都合があるのか、それは何なのか?
賃貸より購入がいいのはなぜか?
購入したい強い希望や本当の理由を理解することが、さまざまな条件の優先順位につな がっていきます。

2:購入の時期
いつごろ購入したいか、という条件には必ずその理由があります。
例1: 「△月までに購入したい」→ 子供がkindergartenへ入るため。
例2: 「○月以降に購入したい」→ CDの満期が□月末なので、それ以降に頭金が準備できる。

このように、時期やタイミングにも「なぜそうなのか」を明確にしておくことが大切です。

3:希望のエリア
場所の条件も、その理由と共に整理しましょう。学校区、通勤や通学の便、海の近くなど、どこまでこだわるかを家族でよく話し合っておくことが大切です。例えば、特定の学校区を選ぶことにより、エリアが自動的に決まってきます。
自分が馴染みのない場所は、比較的近くであってもなかなかイメージが沸きにくいものです。できるだけ機会を作って、昼や夜、平日や週末など違った時間帯や曜日に、希望のエリアに実際に足を運んでみることをおすすめします。

4:物件の種類
物件の種類は主に、一戸建て、タウンハウス、コンドミニアムの3つとなります。 誰もが憧れる庭付きの一戸建て。管理に手間が かからないコンドミニアム。そして、それらの中間的な存在であるタウンハウス。
日本では“マイホームは一生もの”というイメージが強い中で、アメリカでは 一般的に、一生に3回から4回の買い替えが行われています。
将来へつながる最初のマイホーム、という観点から、比較的価格が手ごろなコンドミニアム、もしくはタウンハウスからマイホーム所有を始める方が多いようです。

5:希望価格
価格帯は、現金一括の場合を除き、大まかに言って「借り入れ可能なローン額+自己資金」となります。「1カ月当たりどのくらいの支払な ら無理がないか?」から逆算すると、大体のローン額が予想できます。頭金以外に、購入に関する諸経費(クロージング費)も必要ですので、ギリギリではなく 多少のゆとりも考慮してください。実際の住宅ローン取り付けでは、雇用、収入、クレジットヒストリー、そして自己資産の4つの要素が主な審査対象となります。できるだけ早い時点でローンエージェントと具体的な相談をし、数字について理解してください。

6:自分にとって大切なこと
「これだけはこだわりたい」という大切にしたいことを書き出してみてください。
「絶対に3寝室必要」「ペットが飼える 所」「○○小学校へ歩いて行ける範囲」など、こだわり次第で選定する物件が定まってきます。 最後に、これらの希望条件を『MUST条件』『WISH条件』に分けてみてください。そうすることで、多くの条件の重要性を整理し、優先順位を付けることができます。
コンサルテーションを通してこれらの項目について考えることが、理想の住まい探しの第一歩となります。

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