ファーストバイヤー編
Vol.17 不動産売却の準備と時期・値決め どういう人が家を購入する?

まず、自分の家を買う人は誰かを理解することが大切です。
エリアの特性、物件の種類、間取りによって、単身者や夫婦かファミリー層かを想定し、それを前提に売り出し時期や修繕の計画を立てます。

売却の時期  
ファミリー層向けの家であれば、9月の新学期が1つの区切りとなります。夏休み中の引っ越しを考える人は、春から活発に物件を探しますので、その時期を逃さず市場に出すことが大切です。  

1年の中では、11月から1月のホリデーシーズンは不動産市場は動きが鈍くなります。この時期、特に「空き家」で売り出していると、足元を見られることもあります。春から夏の期間を逃した場合は、10月中旬までに契約に入ることをおすすめします。

売却の準備  
家を売りに出すとは、自分たちの住む空間から、「商品」へ変身させることです。見に来る人たちに良い第1印象を与えられるかどうかが明暗を分けます。  

購入する人は、たくさんの物件を比較検討しますので、まず家の前に立った瞬間に、外観(前庭、外壁、屋根、窓、ドライブウェイ、ガレージドアなど)に心を惹かれることが大切です。  

次に玄関のドアを開けた時に、「明るい」「きれい」「広い」という印象を与えるようにしてください。家の中の物は減らしてすっきりさせ、カーテンやブラインドを開けたり電気をつけて明るくします。  

購入者は、自分の家にする物件を見に来ています。個性を出し過ぎないように注意してください。家族の写真が多過ぎたり、民族色が強過ぎたりすると、マイナスの印象を与えることがあります。  

タバコ、ペット、香辛料の匂いも、他人には気になるものです。匂いが強過ぎる場合は、カーペットの張替えや室内のペイントが必要となります。

売り出し前の修繕  
売り出す前には修繕を行うことをおすすめします。

1:壊れている所の修繕
2:見た目を良くする作業(ペイント、カーペットの張替え、ガレージドア等)
3:リモデル(窓、屋根、キッチン、バスルーム等)
 

家のコンディションと見た目を良くすることは、売り出し価格や売却期間にも大きく影響します。エージェントと相談しながら、予算と時間に応じて、最も費用対効果が高い項目を行ってください。

値決め  
売り出し価格は不動産相場と動向を基に決めますが、物件の広さや築年数などに加えて、日当たりや眺望、リモデルの有無などが影響します。また、同じ間取りでも、オープンなスタイルや天井が高い場合は、プラスの要素となります。  

事前に周囲で販売されている物件を調べたり見学してみるのも良いでしょう。自分の家は他より価値が高いと思いがちですが、競合となる物件や相場を理解し、“自分がバイヤーだったら”という客観性を持ってください。  

「ちょっと高く出して様子をみる」という方法は失敗につながるケースがほとんどです。市場に出してから最初の1カ月間が最も買主の注目を受ける期間です。その時に価格設定が適切でないと、良い買主を逃したり、その後に売れ残り感が出てしまいます。  

買主の立場で冷静に相場を見た上で、妥当な価格設定をすることが大切です。

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