ファーストバイヤー編

Vol.4 物件の選び方 - 周辺環境

今回は、物件選びの中で最初に行う「周辺環境」の確認について、ポイントをご説明いたします。

1.雰囲気と相場感をつかむ  
物件を選ぶ際、まず最初に希望のエリアに足を運んでみてください。その時に、現在売りに出ている物件の情報を持参すると、
「この辺りだと、2ベッド2バスのコンドがこれくらいの価格なのか」という相場感覚をがつかめるかと思います。参考物件の選出は、資金計画で算出した購入可能な価格帯のものにするとよいでしょう。  
車や徒歩で見て回る際に、自分がそこで暮らしている姿がイメージできるかどうか、想像してみてください。近所の人たちが毎日の買い物をするスーパーマーケットの内外の様子は、そのエリアを象徴していると言えます。生活施設や学校など日常生活の利便性や、近隣の様子から治安の良し悪しもチェックしてください。

2.騒音や渋滞を確認
実際に生活してから気になるのが音の問題です。商業施設に隣接していたり、飛行場、消防署、車の修理工場などが近くにあるか、その音はどのくらい聞こえるかを確認してください。フリーウェイや交通量の多い道路に近いと、夜遅くまで車の音に悩まされることもあるので注意ください。また、学校に隣接している場合は音だけでなく、朝夕の送り迎えの渋滞なども予想されます。  
同じ場所でも昼と夜、平日と休日では周辺の状況が異なる場合があります。エリアを絞り込んでいく過程では、曜日や時間帯を変えて出向いてみることも大切です。

3.住宅の立地環境  
家を選ぶ際には、敷地や建物の方角、位置関係も重要です。現地では日当たり、西日の有無、風通しなどを確認しましょう。隣家との距離だけでなく、窓の位置や玄関の向きによっては、外からの目線が気になることもあります。近くに高圧電線がある場合、気にする人もいます。

4.注意が必要なエリア・土地  
現在は住宅地でも以前は違う用途だった土地があります。例えば、沼地や埋立地、原油の採掘所だった土地など、地盤や土壌の問題がないか確認が必要です。そのエリアに詳しいエージェントに問い合わせて、土壌がゆるい、地震、水害、火災、地すべりなどのリスクのある場所を事前に理解しておくことは大切です。また、Rolling Hills Estatesなど、馬を飼えるエリアに隣接する場合、風向きによっては臭いが気になることもありますのでご注意ください。  
借地の上に建っている物件は、月々の地代、そして借地契約の残存年数を必ず確認してください。借地の場合、残存年数が短くなればなるほど物件の価値にマイナスの影響を与えます。借地を物件探しの際に除外する人も少なくありません。つまり需要と供給の関係から見たリスクを理解された上でご判断ください。

5.学校区  
学校区も多くの人にとって大切な要素です。同じエリアでも、道路を1本隔てるだけで学校区が違うこともあります。全米の小中高校のグレードや概要が検索できるサイト(www.greatschools.org)が便利です。また、学区の境界線については、各学校区(Unified School District)へ問い合わせてください。学校区のウェブサイトにSchool Boundaryが記載されていることもあります。  
購入の際に忘れてはならないのは、自分は気にならなくても将来的に売却をする際にマイナス要因となることがある点です。特に周辺環境は自分で変えられないことも多いため、良い点と気になる点を客観的に観察し、納得して物件選びを進めてください。

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