
皆さま、
残暑お見舞い申し上げます。
子供たちの新学期が始まると、通常の生活に戻り、気分も季節も徐々に夏から秋へと移行しますね。
経済の先行き不透明感は住宅購入の足かせになっているようです。住宅金利が6%半ばに近づいたことは良いニュースです。トランプ関税でインフレ懸念がある中、6%半ばから6%前半に下がるかが市場の活性化への鍵となりそうです。
2025年8月号のメルマガをお送りします。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2025年7月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$884,050で前月比1.7%減⬇︎、前年比0.3%減⬇︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$911,360で前月比0.9%増⬆︎、前年比0.3%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比1.6%減⬇︎、前年比1.0%増⬆︎
- 30年固定金利の平均値は6.72%(前年同期6.85%)
注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

- 7月締めカリフォルニア州の取引件数は前年比0.4%減
- 市場の物件数は前年比37.7%増、過去69か月(6年弱)で最多
- 売値、立地、コンディションで市場日数は大きく異なる
経済指標データ
- 7月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%増、前年比2.7%増
- 7月の小売業の売り上げは前月比0.5%増、前年比3.9%増
- 7月の失業率は4.2%(前月同率)
- 7月の雇用者数は大幅に減り73,000(米国労働局発表)
- 次回のFOMC(連邦準備制度理事会の会合)は9月17日
Los Angeles Countyの過去7日間の動向(8月20日現在のデータ)
- 市場へ出た物件数:1,614
- 値下げした物件数:1,641
- 契約入りした物件数:717
- 売却完了した物件数:1,096
- 市場から引いた物件数:776
時事
8月頭に雇用が予想を大幅に割り込む値となり、住宅金利が6.5%近くまで下がりました。政策金利の動向にはCPI(消費者物価指数)よりJobs Report(雇用統計)の数字がより大きな影響を与えると言われています。9月のミーティングで金利引き下げの期待が高まっています。
LA郡 在庫(Inventory)
ここ2週間で市場に出ている家は30戸ほど増えて、全部で15,310戸になりました。これは2018年11月以来の多さです。ロサンゼルス郡の在庫は、この8月にピークを迎える可能性があります。
去年の同じ時期は11,495戸で、今年より25%少なく、コロナ前(2017〜2019年)の平均は13,288戸で、今より13%少ない水準でした。
LA郡 需要(Demand)
リアルタイムの購入活動を示す「Pending(契約中)の件数」は、直近2週間で164件増えて3,792件になりました。これは5月以来の大きな伸びです。
去年は3,906件で、今年より3%多い状況でした。コロナ前(2017〜2019年)の平均は5,646件で、今より約50%多い水準です。
住宅市場によって有効な売却・購入方法は変化します。皆さまのご状況とご意向に沿った無料コンサルテーションを承っております。どうぞお気軽に出相までご連絡ください。
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。
是非ご参考ください。
クリーンエネルギー税額控除は2025年末で廃止
年内に設置完了で数千ドルの節税に。
2022年、バイデン前大統領が署名した「クリーンエネルギー税額控除」は2032年まで続くとされていましたが、トランプ大統領が署名したOne Big Beautiful Billにより年内に順次打ち切りとなります。特にソーラーパネルの設置を考えている方は大至急行動した方がよさそうです。
「窓や屋根の工事で税金が減る!」
これまで断熱改修やソーラーパネル設置など、省エネ・再エネ工事を行うと、連邦政府から税額控除が受けられました。工事費の一部が税金から直接差し引かれるため、多くのご家庭にとって魅力的な支援策でしたが、前述のトランプ大統領により「終了は2025年12月31日」と定められました。
最近の法改正で、この控除制度は今年で終了します。
対象は、
- 窓・扉・断熱材の交換など(最大3,200ドル控除)
- ソーラーパネルや蓄電池など再生可能エネルギー設備(費用の30%控除)
要注意「期限までに施工完了が必須」
控除を受けるには、2025年内に工事が完了していることが条件。すでに業者の予約は混み合い、事前に市の許可証を取得する必要があるため、時間的な余裕はありません。
省エネ・再エネ工事は光熱費の削減だけでなく、物件の価値を上昇させる投資です。「やっておけばよかった」と後悔しないために、これらの導入を検討している人は直ちに行動に移すことをお勧めします。
Deai Teamでは、地元の信頼できるソーラーパネル施工業者をご紹介できますので、ぜひご相談ください。

高額資産である住宅売買を誰に依頼するか?
判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。

軽視されがちな事実
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- エージェントの対応力は、お客様のストレス度、予期せぬ問題や後々の訴訟リスク回避に大きな影響を与える。
あなたの状況とニーズをよく理解してくれる人
準備から契約、アフターケアまで頼れる人
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そんなエージェントを選んでください。
日本移住を希望するリタイアメント層向けサービス
長年のアメリカ生活を終え、リタイアメントで日本に永住帰国する方が増えています。物件の売却以外にも皆さんの疑問や不安に寄り添ったお手伝いをいたします。
- アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
- 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
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永住帰国でお家をご売却されるお客様には下記をご提供しています。
- ご自宅、投資物件の売却3つの方法についてわかりやすく説明
- 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
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ご売却される半年前~1年ほど前にご相談いただければ理想的です。
詳しくは、出相までお問い合わせください。
住宅の売買は必ず中長期的な視野でお考えください。
お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。
「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。
いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。
今後もセールスではない、有益な情報発信に努めてまいります。
出相