こんにちは、DEAI TEAMです。
今回の不動産お役立ち知識ブログは、購入にかかる様々な費用についての解説です。
不動産購入で購入金額以外にかかる諸費用のことを、「クロージングコスト」と呼びます。
これには大きく分けて、
「不動産購入に関する費用」
「ローンに関する費用」
「ホームオーナーとして必要な費用」
の3つがあります。
契約終了の約1週間前にエスクロー会社が作成するEstimated Closing Statementに、購入資金と諸費用が明記されています。
通常、契約終了予定日の3営業日前までに、エスクロー会社が指定した金額をエスクローの口座へ振り込みます。
余剰金は、契約終了後の精算時に、小切手で買主に返却されます。
買主負担の諸費用は以下の通りです。
1.不動産購入に関する費用
エスクロー費用
エスクローの手続きに関する費用で、通常は買主と売主で折半します。
タイトルインシュアランス
タイトル(不動産の所有権)を保証する保険のことです。
契約では、タイトル会社が、現在の売主の所有権と既存の債務の完済を確認し、新しいオーナー名義への登記手続きを行います。
これを保証するのが「オーナーズ・タイトルインシュアランス」で、費用は売主が負担します。
買主が負担する保険は、「レンダーズ・タイトルインシュアランス」と言い、ローンを借りる際に銀行から要求されるものです。
これは現金一括で購入する場合には必要ありません。
ホームインスペクション
費用は、ホームインスペクションの際に買主が支払いますので、クロージングコストの精算には入りません。
ターマイトインスペクションと修繕
通常の取引では売主負担ですが、ショートセール、REO(差し押さえ物件)の場合は買主負担となります。
2.ローンに関する費用
不動産鑑定
銀行が、物件の抵当価値を調べるために不動産鑑定を行います。
ローンの諸費用
ローン審査料(アンダーライティング)、 ローン契約書作成費など、ローン申請に必要な費用があります。
低い金利を取得する場合、ディスカウントポイントなどが追加発生することもあります。
ローンの金利
ローンがファンド(提供)された日(エスクロー・クローズの前日)から金利が発生しますが、元金は翌月からの返済となり、契約当月は金利のみ支払いが発生します。
例えば30年ローンを1月20日にファンドした場合、元金の返済は2月分から始まります。
ただし、金利は1月20日から発生していますので、1月は11日分の金利をクロージングの際に支払います。
3.ホームオーナーとして必要な費用
プロパティータックス
いわゆる固定資産税のことで、不動産の場合は、エスクロー・クローズ日から買主の所有となり、同時に支払い義務も発生します。
すでに売主が前払いしている場合は払い戻しとなり、まだ支払い期日がきていない場合はクローズ前日までの売主分が買主へ支払われます。
HOA(ホームオーナーズ・アソシエーション)費
エスクロー・クローズ日からを買主負担として日割り計算し、その翌月分も前払い清算することが多いです。
クロージングコストの見積もりが出たら、内容に相違がないか、ローンエージェントとレビューすることが大切です。
契約の交渉で、売主からクレジットをもらった場合などは、その表記も確認してください。
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