皆さま、
母の日、父の日と聞くと、今年も中盤に入ってきたと感じます。4月に入って売り物件数は増加し、購入者にとっては選択肢が増えています。また、インフレ鎮静化のデータが出始め、金利は徐々に下がる傾向となっています。
2024年5月号のメルマガをお送りします。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2024年4月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$904,210で前月比5.8%増⬆︎、前年比11.4%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$825,790で前月比2.6%増⬆︎、前年比11.8%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比11.7%増⬆︎、前年比9.0%増⬆︎
- 30年固定金利の平均値は6.99%（前年同期6.34%）
注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
- LAカウンティーの4月の市場物件数は前年比で32%増
- コロナ前の3年間平均（2017~2019）の物件数よりまだ26%減
- 4月の契約入り物件数は前年比で若干減少
- 差し押さえ物件数は全体の0.6%
経済指標データ
- 4月の消費者物価指数（CPI）は前月比0.3%増、前年比3.4％増
- 4月の小売業の売り上げは前月比同等%、前年比3.0%上昇
- 4月の失業率は3.9％（前月比0.1%増）
- 4月の雇用者数は予想を下回る175,000（米国労働局発表）
- 5月1日のFRBのミーティングは金利据え置き
Los Angeles Countyの過去7日間の動向（5月20日現在のデータ）
- 市場へ出た物件数：1,619
- 値下げした物件数：973
- 契約入りした物件数：653
- 売却完了した物件数：1,120
時事
やっとインフレ鎮静のデータが出始めました。それを受けて株式市場は史上最高値を更新。住宅ローン金利は7%を割る方向に動いています。市場の物件数は前年比で顕著に増加し、購入者にとっては選択肢が増える良い知らせです。カリフォルニア州の中間価格が新高値というデータに驚きました。現時点のLA近郊で物件価格が上がっているという認識はありません。この1，2か月で価格値下げが目立ち、市場日数も長くなり、価格は少し下がっていると実感しています。中間価格は取引されている中間の価格で、必ずしも物件価格の上下動とイコールではありません。徐々にローン金利が6%台へ移行すると、購入需要には追い風となるはずです。一時失速していた政策金利引き下げも、9月説が復活しています。住宅市場はエリアや価格帯など様々な要素で異なります。詳しくは出相までお問い合わせください。
マーケットデータ （2024年4月）
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。
是非ご参考ください。
為替の動き
1990年以来のドル高円安と言われていますが、為替はどのように動くのか？ここで、主な4つの要素について説明します。
経済指標：
雇用統計、GDP成長率、消費者物価指数などの経済データが関係します。これらのデータが予想よりも強い場合は通貨の需要が高まり、逆に、予想よりも弱い場合は通貨の需要が低下する傾向があります。
金利政策：
中央銀行が金利を引き上げるとその通貨の価値が上昇しやすくなります。これは、金利が高い国の資産に投資することで高い利益が得られるためです。
政治情勢：
政治的不確実性や紛争は通貨の価値を不安定にします。原油は一般的にドル決算なので、中東で紛争などが起こり原油価格が上がるとドルも上昇傾向になります。
市場心理：
投資家の感情や期待は為替相場に影響を与えます。例えば、世界経済の不安定な時期には、安全資産として投資家がドルに逃避する傾向があります。
私のお客様の多くは、ドルで築いた資産で日本でゆとりのリタイヤ生活を実現されています。この観点からも、住宅（堅実なドル資産）を持つ大切さを痛感します。
住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。「さあ、売りましょう！さあ、買いましょう！」という無責任な対応をしない「いつまでも安心できるアフターケア」の提供を大切なポリシーとしています。いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。お役に立てれば嬉しく思います。出相
