皆様こんにちは。Jayです。
ホームオーナーズ・アソシエーションとは何ですか？
という質問を良く受けます。
ホームオーナーズ・アソシエーション（HOA）はコンドミニアムやタウンハウスなどの一般住宅デベロップメントで構成される非営利組織です。HOAはコンプレックスの管理運営という目的だけでなく、ホームオーナー全体をひとつの組織として法的に行動することが可能となります。そのコンプレックスのホームオーナーはHOAのメンバーになる義務がありますので「私は参加しない」という選択はありません。また賃貸で住むテナントはオーナーではないためHOAへの参加はできません。
ではここで、HOAの主な役割についてご説明します。ご参考になさってください。
その１：共同所有部のメンテナンス
コンドやタウンハウスのコンプレックスでは共同所有の部分が多くあります。例：ドライブウェイ、ゲートやフェンス、芝や植物などのランドスケープ、プール、クラブハウス、駐車場（ユニット内にある個別のガレージを除く）。ユニットにあるバルコニーやパティオ、外壁、屋根なども共同所有（各ユニットの独占使用権付）のカテゴリーになるケースが一般的です。そういった部分のメンテナンスの管理をHOAが行います。 小さなコンプレックス（例えば6ユニット以下）ではホームオーナーたちが自分で管理を行っているところがありますが、それ以上の規模では管理会社に運営代行を依頼するのが通例です。＊＊＊各コンプレックスによって異なりますので確認してください。
その２：規則の設定
Covenants, Conditions, Restrictions（コンド規約）やBy-Laws（定款）で組織構成や運営について、また居住に関わる様々な決まりが定められています。ページ数の多い法的な書類のすべてのページに目を通す人はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、通常気になるのはペットについての規則（是非、種類、匹数、大きさ制限など）やユニット内の床をフロアリングにすることへの制約があるか、などです。また、バルコニーやパティオに洗濯物を出してはいけない、窓のブラインドやカーテンの色の規制、音を出す活動の制限（例：夜10時から朝7時までは禁止）などは一般的です。オーナーには物件個別の所有権はありますが、コンプレックス内の統一のため、玄関のドアや窓の交換などはHOAの承認が必要となります。こうした点では、一戸建てと比べて自由度に制約はあります。
次回は、他にもあるHOAの役割について、ご説明したいと思います。
どうぞお楽しみに。
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