ホームオーナーズ・アソシエーション(HOA)とは【後編】

皆様こんにちは。Jayです。

ホームオーナーズ・アソシエーションについて、前編に引き続き、後編をお伝えしたいと思います。
前回は、「その1:共同所有部のメンテナンス」と「その2:規則の設定」について解説しました。
今回はそれに続く内容です。

その3:HOA費
「一戸建てに存在しないHOA費は、まったくの無駄だ」と考える人がいますが、それは正しくありません。一戸建てのオーナーが自分で払う火災保険、家の外壁や屋根のメンテナンス、ガーデナーやゴミなどは一般的にHOA費に含まれています(要確認)。HOA費の額はコンプレックスによって大きく異なります。築年が浅くて設備施設が少ないところは低く、築が古くて設備施設が多いところは高い傾向があります。高層の建物は火災保険が割高、ゲートだけでなく24時間のセキュリティーがいる、地震保険に入っている、敷地内に管理人がいる、エレベーターがある、などはHOA費の上昇につながります。コンシェルジュ付の高級コンドになるとHOA費はゆうに$1,000を超えます。私の経験から、HOA費に最も大きな影響を与えるのはHOAの管理の優劣です。

 

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その4:ファイナンシャル
毎月各ホームオーナーから集めるHOA費の一部はメンテナンス項目のリザーブ預金に行きます。外壁のペイント、屋根の交換、シロアリ駆除、ドライブウェイの再舗装、プールやクラブハウスの改装などなど。それ以外に毎月コンプレックスでかかる電気代や水道代、ガーデナー、火災保険、細かい修繕など、会計管理の大切さは強調しきれません。それを怠るとコンプレックス全体のファイナンシャル状態が急激に悪くなります。リザーブ資金で修繕費がまかなえなくなるとHOA費が大きく上がったり、Special Assessmentとして各ホームオーナーから追加でお金を徴収する事態が起こります。ご自分のHOAのファイナンシャルが健全であるか定期的に確認してください。HOAミーティングへ出席して現状を把握することは大切です。ひとつの目安となるのが、将来的に必要なメンテナンス費用への積み立て状況を示すReserve Fundingのパーセンテージです。これが50%を割っているとHOA費の引き上げや特別徴収のリスクがあります。

 

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HOAの運営を管理会社へ委託しても、最終的な責任はホームオーナーさんたちです。大切なマイホームの資産価値を守るという意味でも、HOAミーティングへ参加してコンプレックス全体の状態を良く保つ努力をされてください。
HOAが健全に運営されているコンプレックスはコンディションが優良なだけでなく、資産価値にも大きなプラスとなります。良いHOAの基本は「人任せにしない」オーナーたちの積極参加です。

 

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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