皆様こんにちは。Jayです。
先ごろ、カリフォルニア州不動産協会が2019年の市場予想を発表しました。
このところ、「来年の住宅市場はどうなりますか?」と多くの方たちから質問を受けます。
まずご理解いただきたいのは、”この5,6年間の市場は異常だった”ということです。
私は、”異常だった状態から平常な状態への移行”と受け止めています。
先行き不透明感が”様子を見よう”という風潮を引き起こし、それが取引件数の減少となって現れています。
今年は後半からスローダウンが始まったため、2018年の平均値を見ると、2017年比で取引件数は3.2%減の見込みとなっています。
来年は今年と比べて3.3%減との予想。
価格がソフトになることで購入意欲が維持されれば、大きな落ち込みにはならないはずです。
州の中間価格(その価格を境に高く売れたもの半数、低く売れたもの半数)は来年に3.1%上がるとの予測。
まず、大きな観点からの3つのデータを見てみましょう。
1)米国のGDPは今年が3%の見込みで、2019年は下がり2.4%の予想。
2)カリフォルニア州の失業率は今年の4.3%から来年も変化が無く良好な予想。
3)30年固定金利は今年の平均値が4.7%、そして2019年は5.2%へ上昇予想(それでもまだ統計的には低い金利)。
加熱市場がしばらく続いたため、一旦市場が落ち着くのは当然のことです。
現状は、10年前のリーマンショックやサブプライムといった危機的状況とは全く異なります。
”多少価格がソフトになることはあっても市場の大きな下落はない”というのが大勢の予測です。
私は、前述の3要素に加えて、
A)中間選挙の結果がもたらす政策方針
B)カリフォルニア州のProposition 5(55才以上の自宅物件買い替えへ固定資産税優遇拡大)とProposition 10(レントコントロール)の是非が住宅市場へどの程度影響を与えるか
C)中国を始めとする諸外国への関税引き上げの米国経済へのインパクト
などをモニターしています。
様々な要素が関係していますので、”不動産は10年周期”と決め付けるのはあまりに安易です。
私は、引き続きデータ、そして現場の声をもとにした客観的な情報提供をつづけていきます。
各エリアや価格帯などによって市場の動きは異なりますので、ご自分のエリアについて詳しくお知りになりたい方は、ぜひ個別相談をご利用ください。
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