似ているようで異なるこの2つを理解すると、人生が大いに豊かになる。
宿命(宿る命)とは、
家族構成、人種や地域や環境、時代背景、性別、性質、体質、また、出来事や人との出会いなど。
因果応報を解消するために生まれる前から定まっている使命であり、自分で変えることができないもの。
物心豊かな環境に生まれて来る人がいれば、争い、貧困、差別などの厳しい環境に生まれる人もいる。
健康で体格に恵まれスポーツ万能の人もいれば、病弱だが芸術のセンスに長けている人もいる。
どちらが良くてどちらが良くないというものではない。
それを選択してきた人生。
そして、それを生き抜く意味がある。
運命(運ぶ命)とは、
宿命の基盤の上での巡り合わせ。
環境や状況、出来事や人との出会いをどう受け止め、どう行動するか?で、運び方も行先も変わる。
つまり運命は自分の自由意志で変えることができる。
宿命はこの人生の目的に沿っている状態である。
宿命を拒絶すると人生は拓かず、今生の目的から外れた辛い生き方になる。
自分の生まれ持った変えられない要素は何か?
それに対して無駄な抵抗をしていないか?
それを生き抜く意味があるとしたら、どう考えどう行動するか?
みんなそれぞれ異なる宿命を持って生まれてきている。
それを受け入れると、運命が味方に付く。
自分と周囲が幸せになる本来の道が拓かれる。