皆様こんにちは。Jayです。
今年11月6日の選挙で、55才以上のホームオーナーに大きな恩恵を与えるという提案が上がっています。
2000年以降、55才以上のホームオーナーの75%が買い替えをしていないというデータが示すように、多くの熟年層は子供たちが巣立った後に、大きな家からリタイヤに適した家へ買い替えを検討するが、固定資産税の大幅上昇がネックとなってしまい、それを実行できないという現状があります。
それが売り物件数の伸び悩みの要素になり、若い層の購入へ大きな障害を引き起こしています。
既存の固定資産税優遇は、
”一生に一回のみ”
”協定のあるカウンティー間のみ”
”売却価格以下への買い替えのみ”
という制約があります。
今回のProposition 5は、55才以上のホームオーナーが自宅の買い替えを行う際に、カリフォルニア州内であれば、”何度でも、どの価格帯の物件へ買い替えても”、低い固定資産税の恩恵を受けることができるものです。
高い物件への買い替え：
（売る物件の固定資産税査定額）＋「（購入物件の価格）－（売却物件の価格）」
例：固定資産税の査定額が$300Kの自宅物件を$750Kで売り、$1Mの家へ買い替えを行う場合。
$300K＋「$1M – $750K」＝$550Kの新しい査定額（既存の規定では$1M）
低い物件への買い替え：
（売る物件の固定資産税査定額）x「（購入物件の価格）/（売却物件の価格）」
例：固定資産税の査定額が$300Kの自宅物件を$750Kで売り、$450Kの家へ買い替えを行う場合。
$300K x「$450K / $750K」＝$180Kの新しい査定額 （既存の規定では$300K）
＊＊＊既存の固定資産税査定額はProperty Tax Billに明記されている金額です。市場価格とは異なります。
＊＊＊詳しくは会計士の方へご確認ください。
この提案可決の是非は、今後のカリフォルニア州の住宅市場へ大きな影響を与えることになるでしょう。
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