低金利が市場の支え【不動産市況データ2019年8月】

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皆様こんにちは。Jayです。

カリフォルニア州不動産協会が8月の統計を発表しました。

年初からの8ヶ月間の取引件数は昨年同期比－4.1%と減っているとは言え、1月時点での－12.5%からは着実に回復しています。現在の低金利が購入の需要に貢献していますが、同時に、国内そして世界情勢の不透明感が市場過熱にならない抑制力となっています。

9月前半に、株式そして金利が大きく上下しました。トランプ政権がイランへの軍事行動に消極的な態度、FRBが再度金利引き下げを実行、米中貿易摩擦が少し落ち着いている、などを背景に、株価と金利は安定を取り戻しています。米中が閣僚レベルでの経済協議を10月に行うとのことで、結果を注視しています。生産業の中国離れ傾向を見据えて、インドが法人税の引き下げや大手企業誘致への税制優遇を発表しているのは興味深いニュースです。

8月の平均金利は3.62%で、前年同期の4.55%を大きく下回っています。売り手、買い手の双方にとって健全な市場と言えますが、それぞれ適切な準備と計画が、より大切になっています。

8月の前年比データ：
City、中間価格、A:売り物件数、P:契約中物件数、S:売却完了物件数の順です。
＊Culver City $1,028K (+9%), A:53件 (-21%), P:33件 (-18%), S:33件 (-27%)
＊Marina del Rey $1,055K (-5%), A:100件 (+6%), P:32件 (-14%), S:41件 (-15%)
＊Hermosa Beach $1,620K (-18%), A:67件 (+5), P:19件 (+19%), S:19件 (+6%)
＊Redondo Beach $1,100K (-6%), A:117件 (+8%), P:74件 (+19%), S:59件 (-32%)
＊Torrance $866K (+11%), A:133件 (-8%), P:116件 (+2%), S:102件 (-9%)
＊PV Estates $1,765K (-6%), A:81件 (+40%), P:17件 (0%), S:22件 (+47%)
＊Rancho PV $1,249K (+11%), A:150件 (+11%), P:58件 (+49%), S:49件 (-9%)