
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見したとされる、
「80/20の法則」。
「結果の80%は、20%の原因から生み出されている」
という考え方である。
たとえば、
> 仕事の成果の80%は、費やした20%の「集中した時間」から生まれる。
> スマホを使う時間の80%は、入っているアプリの20%に費やされている。
> 人口の80%は、限られた20%の都市部に集中している。
初めてこの法則を聞いたとき、
「なるほどぉ!」と妙に納得したことを覚えている。
それから年月が経ち、
私にとってのパレートの法則は、少し違った意味を持つようになった。
「面倒だなぁ」
「難しそうだなぁ」
「ちょっと辛そうだなぁ」
やったほうがいいと分かっているのに、
怠け心や弱気が顔を出して、躊躇するときがある。
そんなとき、自分にこう言い聞かせる。
「ここで80%の人がやめる。
だったら、自分はあえて20%のほうへ行こう」
物覚えがいいわけでもない。
特別な能力があるわけでもない。
要領がいいわけでも、賢いわけでもない。
そんな私が、なんとかここまでやってこられた。
振り返ってみると、この「20%を選ぶ」という考え方に、
ずいぶん助けられてきた気がする。
「どうしようかなぁ……」
そんな分かれ道に来たら、
あえて20%の道を選んでみる。
おかげで七転八倒することも多い。
でも、80%の道を歩いていたら得られなかった、
数々の貴重な経験ができた。
転ばずに学べるほど、私は器用ではない。
だから転んで、考えて、また半歩進む。
「みんなが避ける20%を、あえて選んでみる。」
それが、凡人の私なりの生き残り術である。