
秋に入っても活況が持続
カリフォルニア州不動産協会が10月のデータを発表しました。
- 戸建ての取引件数は前月比1%減、前年比19.9%増
- 中間価格は前月比0.2%下がり、前年比17.5%上昇
- 30年固定金利は2.83%で前年同期の3.69%を下回り、記録的低金利
- 南カリフォルニアの市場物件数は前年比46.6%減の物件不足

例年はスローダウンが始まる10月の住宅市場を史上最低金利が力強く支えました。コロナの影響で購入シーズンが遅れて夏からのスタートになり、その勢いは秋になってもまだ衰えていません。
このところ全米でコロナの感染者数が急上昇。このホリデーシーズンは多くの人たちが外出を自粛して家で過ごすことになりそうです。そういった現状も「マイホームで快適に過ごしたい」という動機につながっています。
トレンドに合った改装済みで1ミリオン前後までの価格帯の物件は動きが活発です。

コロナによる住宅需要の変化のひとつして興味深いデータがあります。
LA近郊の避暑地そして冬場のスキーで人気の高いBig Bearの取引件数が、前年比なんと125.6%増。倍以上の取引が行われたことを示します。
価格も前年比で26.1%上昇となりました。リゾート地で、セカンドハウスでなく自宅として住む人が増えているようです。
11月の選挙でProposition 19が可決されました
これまで55才以上のホームオーナーが自宅物件の買い替え(売却価格以下の購入に限る)をする際に、既存の低いProperty Taxの査定額を次の家へ移行できるProp. 60/90(60は同じカウンティー内、90は売却と購入が別の加盟カウンティー内である場合)がありました。
Prop. 19が可決し、 60/90に代わって2021年4月から新しい規則が施行されます。

長所:カウンティーの制約無く、カリフォルニア州内の自宅買い替えすべてに適用。売却価格を超える買い替えにも優遇が適用(詳細要確認)。今までは一生に1回だけの優遇でしたが、これからは3回まで使えることになります。
短所:Proposition 58(親から子供、祖父母から孫への物件譲渡の固定資産税優遇)が無くなります。Prop 19では、受け取る側が自宅物件とするケースのみ今まで同様の優遇を得られます。つまり、投資物件の譲渡では固定資産税優遇が無くなります。
(注)ここでは簡潔な概要のみの記載です。大切なことですので、詳しくは会計士さんへ確認されてください。
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12月10日を過ぎると10%のペナルティーがかかります。
弊社で売買のお手伝いをさせていただいたお客様へは、カウンティーでの支払い状況の確認などのサポートをいたします。
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