私は子供のころ、いじめられた
新しい街に引越し、知り合いの居ない小学校に入学した
そこには、ドラえもんに出てくるジャイアンのようなガキ大将とその取り巻き連中がいた
私は何もしていないのに、彼らに目を付けられいじめられた
通りがかりに蹴られる、校庭で砂を頭からかけられる、学校カバンを捨てられる、
「俺たちの支配下に入れ」と言わんばかりの威嚇
ある日のこと、私は休み時間にひとりで校庭にいた
すると「ライダーキック!」と仮面ライダーの真似をしていきなり蹴飛ばされ倒れた
私はついに我慢できなくなり、大柄なガキ大将へ飛びかかった
周囲には、ガキ大将に歯向かう愚か者がボコボコにされるのを観に生徒たちが集まってくる
無我夢中で振り回す私の拳が偶然にも彼の鼻に命中し出血
予想外の展開に周囲は驚いている
それから「ガキ大将へ立ち向かった男」として皆の私への態度が変わった
彼のことを嫌いだけど怖くて我慢していた人が多かったのだろう
威張る人は内面に恐怖を抱えている
そういう人が最も恐れるのは
Determination(決意)を持って屈せず挑んでくる人
力では圧倒的な優位を誇るロシア軍だが、
強い決意を持って立ち向かうウクライナの人たちには勝てない
本当に強い人は他を威圧しない