先日、2007年の映画でMorgan FreemanとJack Nicholsonが共演している「The Bucket List」を観た。
余命宣告をされた二人が、残された時間でやりたいことを列記して、ひとつひとつ実行して行くというストーリー。
その中で印象的なシーンがある。
エジプトでピラミッドを眺めながら、「人が天国の入り口へたどり着いたときに神様から二つの質問をされる」という古代エジプト神話の話しをする場面。
Have you found joy in your life?
Has your life brought joy to others?
Joyとは日本語で「喜び」と辞書にある。
得をしたとか、儲かったなどの物質的なことではなく、
「Joy=至福の喜び」と私は理解している。
あなたはこの人生で至福の喜びを見つけましたか?
あなたは他の人たちへ至福の喜びをもたらしましたか?
映画を観終わって、この場面が頭から離れず自問してみた。
とても奥の深い問い。
最初の質問へ「Yes」と答える人は少なくないのだろう。
心の底から湧きあがる喜びや感動の体験は一生忘れない。
二番目の問には考えさせられた。
利害とも損得ともかけ離れた、心の底から湧きあがる喜びや感動を私は他の人へもたらしたか。。。
もし、人生を終えるときにこの「二つの質問」を受けるのだとしたら。。。
双方に「Yes」と答えられることが、人生の大往生(天命の全う)なのかもしれない。
至福は究極。
究極に、物質も損得勘定も存在しない。