高金利から脱し、徐々に市場活性化へ

皆さま、

辰年のスタートをいかがお過ごしでしょうか。

私は日本で母親と新年を迎え、早々に能登半島地震と羽田空港の事故に驚かされました。

今年はインフレが鎮静化し、金利が下がり、住宅市場は活動的になると言われています。

また、辰年は政治の変化が起きることが多い年だそうです。今年はアメリカの命運を分ける大統領選挙を控え、秩序が乱れないことを切に願います。

2024年1月号のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2023年12月のデータです。

  • カリフォルニア州の中間価格は$819,740  で前月比0.3%減⬇︎、前年比6.4%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の中間価格は$853,340  で前月比5.0%減⬇︎、前年比6.7%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の取引件数は前月比3.0%増⬆︎、前年比5.1%減⬇︎
  • 30年固定金利の平均値は6.82%(前年同期6.36%)

注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

  • 10月に8%を超えた住宅金利は12月に6%台へ回復
  • 中間価格は前年比で上昇を継続
  • 2023年の総取引総数は前年比24.8%減
  • 1月の後半になり、市場への売り物件が増加

経済指標データ

  • 12月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し前年比で3.4%増
  • 12月の小売業の売り上げは前月比0.6%増、前年比5.6%上昇
  • 12月の失業率は3.7%(前月と変わらず)
  • 12月の雇用者数は予想を超える約216,000人(米国労働局発表)
  • 1月のFRBのミーティング発表は31日

Los Angeles Countyの過去7日間の動向(1月20日現在のデータ)

  • 市場へ出た物件数:1,138
  • 値下げした物件数:458
  • 契約入りした物件数:547
  • 売却完了した物件数:562

2024年に経済は多少のスローダウンとなり、住宅金利は徐々に下がる傾向です。幾つもの銀行がファーストタイムバイヤー用にクレジットを提供してより低い金利(5%台)を得られるプロモーションも行っています。

カリフォルニア州の住宅の約8割は物件価値に対する住宅ローン残高の割合が60%以下、約9割が70%以下と、債務超過(差押え)のリスクはほとんど無いと言われています。

一般消費はまだ強いデータが出ていますが、預貯金の減少とクレジットカード債務額が増えていることは懸念材料です。  

コロナで勤務体系が変わりオフィスビルなどの商業物件には厳しい状態になっています。LAダウンタウンの物件需要が減っているのも理解できます。


下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。

是非ご参考ください。


Accessory Dwelling Unitの略で、最近よく耳にする言葉です。

これは、既存の住宅用地に建設される独立した住居単位のことを指します。ADUはメインの住居とは別で、専用のキッチン、浴室、寝室などが備わっています。最も典型的なケースは車庫スペースの転用です。

ADUの建設は、追加の住宅スペースを家族や賃貸住宅として利用することが一般的です。土地の効率的な利用や家族構成の変化に対応する柔軟性を提供します。建設に際しては市の建築基準や法規に従います。近年ADUの申請が増えているため、ロサンゼルス近郊の市では許可申請を経て完成するまでに1年以上の期間がかかるケースが多いようです。

2023年10月にカリフォルニア州ではADUを個別に売買できる法律ができました。しかし、物件をメイン住居から分ける登記変更、固定資産税も分離、電気ガス水道なども別のメーター設置、住宅ローンが残っている場合に銀行の承認を得る、HOAがある物件はHOAの認可を受けるなど複雑な要素があり、ADU個別での売却が一般になることは期待されていません。 詳しくは市役所のBuilding Department、住宅ローン会社、HOAへお問い合わせください。


長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。

  • アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
  • 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
  • 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?

永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。

  • お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
  • 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
  • 永住帰国に関わるサービスのご案内

行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。

詳しくは、出相までお問い合わせください。


住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない

「いつまでも安心できるアフターケア」の提供

を大切なポリシーとしています。


いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。

皆さまにとって辰年が健康とご多幸をもたらすことを願っています。

本年も引き続き宜しくお願いします。

出相

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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