頑固なインフレデータが金利降下へブレーキ

皆さま、

昨年につづき、この冬もカリフォルニアは雨が多くなっています。

多くのセレブの結婚式が行われたことでも有名な、パロスバデスのガラスの教会が地盤の問題で閉鎖になったニュースには驚きました。

私もそうですが、雨に不慣れなロサンゼルス在住のお客様から様々な相談の連絡をいただいています。

メルマガ後半でお家の雨対策について触れていますので、是非ご参考ください。

2024年2月号のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2024年1月のデータです。

  • カリフォルニア州の中間価格は$788,940で前月比3.8%減⬇︎、前年比5.0%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の中間価格は$833,000で前月比2.4%減⬇︎、前年比7.0%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の取引件数は前月比17.1%減⬇︎、前年比0.8%増⬆︎
  • 30年固定金利の平均値は6.64%(前年同期6.27%)

注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

  • 前年比の取引件数がプラスへ転じる
  • 中間価格は前月比で下がっているが、前年比では上昇を継続
  • 金利のさらなる降下は少し先延ばしになる見込み
  • 春へ向け、売り物件数は徐々に増加を期待

経済指標データ

  • 1月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%増、前年比で3.1%増
  • 1月の小売業の売り上げは前月比0.8%減、前年比0.6%上昇
  • 1月の失業率は3.7%(前月と変わらず)
  • 1月の雇用者数は予想の約倍、358,000人(米国労働局発表)
  • 1月末のFRBのミーティングで政策金利は据え置き

Los Angeles Countyの過去7日間の動向(2月19日現在のデータ)

  • 市場へ出た物件数:1,228
  • 値下げした物件数:581
  • 契約入りした物件数:599
  • 売却完了した物件数:748

経済についてミックスしたデータが出ています。予想でCPIは前月比0.2増、前年比2.9%増であったものが、実際にはそれぞれ0.3%増、3.1%増と予想を超える高い値でした。

その最大の要因は住居コスト、それ以外では航空運賃、食料品、車の保険などが挙げられます。逆に、小売業の売り上げは予想を下回りました。

不振だったのは建築資材、電子機器、家電、衣類、車の部品などです。雇用は予想を大きく超える数字で米経済の強さを示しています。

頑固なインフレデータで、早ければ3月に予想されていたFRBの政策金利引き下げが6月にずれ込む気配となっています。これを受けて史上最高値をつけていた株式市場は多少の下方修正、為替も1ドル150円超に動きました。

これから春の住宅シーズンに入りますので徐々に売り物件数は増える傾向にありますが、金利の引き下げ延期は市場活性化を遅らせるかもしれません。引き続き最新の経済データ、そしてFRBの政策方針を注視しています。


下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。

是非ご参考ください。


南カリフォルニアでも昨年そして今年と雨量が増えています。
今回は住宅で注意すべき雨対策についてお伝えします。

屋根からの雨漏りは専門業者さんへ連絡をしてください。

家の周囲:雨水は家から外へ向かって流れていますか?家に向かって傾斜がある場合は要注意です。水が家の基礎や構造に損傷を与える恐れがあります。

また、家に隣接して花壇や樹木がある場合、その土壌から水分が建物へ浸透するリスクがあります。花壇を取り除いて外へ向かって緩やかな傾斜のコンクリートを施すことで水分の侵入を防止できます。

雨どい:雨どいに落ち葉が溜まっていないか、雨水がしっかりと家の外側へ排水されているか、を確認してください。家に隣接して水溜まりができるのは要注意です。


バルコニー:夏の強い日差しで床に亀裂が発生していないか、排水口が塞がっていないか、バルコニーと家の接続部に腐食がないか、を確認してください。

これも雨水が家に浸透しないためです。

窓枠:外壁の窓枠に隙間があると雨水が入り込みます。Home DepotなどでExterior用の防水シリコンを入手し隙間を埋めることをお勧めします。

擁壁(retaining wall):傾斜地に家がある場合、上側そして下側双方のRetaining Wallの状態を確認してください。ヒビや傾きなどの損傷を放置しておくと大きな問題に発展する可能性があります。また、傾斜地では上からの雨水が自分の敷地へ流れ込まないよう排水路の設置も重要です。

水分は家の構造へ悪影響を与えるだけでなく、カビの大量発生にもつながります。

雨漏り、水漏れなど「水」は家の大敵だということを理解し、早めの対応をされてください。


長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。

  • アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
  • 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
  • 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?

永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。

  1. お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
  2. 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
  3. 永住帰国に関わるサービスのご案内

行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。

詳しくは、出相までお問い合わせください。


住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない

「いつまでも安心できるアフターケア」の提供

を大切なポリシーとしています。

いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。

お役に立てれば嬉しく思います。

出相

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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