需要が増加し、取引件数はプラスに転じる

皆さま、

夏時間が始まり、今年も春到来です。
経済そして世界情勢とも先が読めない状態。

住宅市場の先行きが注視されています。

2025年3月号のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2025年2月のデータです。

  • カリフォルニア州の中間価格は$829,060で前月比1.2%減⬇︎、前年比2.8%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の中間価格は$852,190で前月比3.9%減⬇︎、前年比4.3%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の取引件数は前月比4.8%増⬆︎、前年比2.4%減⬇︎
  • 30年固定金利の平均値は6.84%(前年同期6.78%

注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

  • 購入需要が増加し、取引件数はプラスに転じる
  • 売り物件数は継続して増加、バイヤーにとって選択肢は多い
  • 関税や政情不安で消費者の景気に対する期待や安心感を示す指標である
  • Consumer Confidence値が下降している

経済指標データ

  • 2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%増、前年比2.8%増
  • 2月の小売業の売り上げは前月比0.2%増、前年比3.1%増
  • 2月の失業率は4.1%(前月比0.1%増)
  • 2月の雇用者数は予想を若干下回る151,000(米国労働局発表)
  • 3月19日FOMC(連邦準備制度理事会が金融政策を決める会議)のミーティングで政策金利は据え置き

Los Angeles Countyの過去7日間の動向(3月20日現在のデータ)

  • 市場へ出た物件数:1,282
  • 値下げした物件数:953
  • 契約入りした物件数:584
  • 売却完了した物件数:1,143

時事​

住宅金利は6%台後半を維持し、購入需要は上昇していますが、市場物件数も多いため価格競争には至っていません。長期間売れ残る物件もあり、売り出し方法と価格設定が売却の明暗を分けています。

トランプ政権による大幅関税の実施、ヨーロッパ諸国のアメリカ離れ、ウクライナそしてパレスチナ紛争の停戦難航など、政治と経済の不安定感が景気後退(リセッション)への不安感を助長させてConsumer Confidence値が基準値の80を割り込んでいます。

国家公務員の大量解雇などの影響が出るのは今年後半になる見込みで、経済に明るいニュースが無いことが春から夏への住宅市場活性化へ足かせになると予想されています。

住宅の売買は、市場の変化によって売り方も買い方も変わります。 詳しくは出相までお問い合わせください。

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。 是非ご参考ください。

ホームオーナー保険の注意点

年初のロサンゼルス大火災の惨事は記憶に新しいことと思います。

悪化するハリケーン、竜巻、山火事、海面上昇など、世界的な温暖化現象は否めません。

それに伴い、ホームオーナー保険がどんどん厳しくなっています。

保険会社は、保険加入の可否や保険料を下記の項目で判断しています。

  • 火災、水害、土砂崩れなどのリスク

  • 屋根の素材、コンディション、年数

  • 電気系パネル:Federal Pacific/Stab-LokまたはZinscoブランドは却下

  • 水回りのコンディション

  • 過去の保険クレームの有無とその内容

  • 建設コスト:建築資材や人件費の上昇を考慮

注意点:

・屋根や外壁、電気系、水回りを良い状態に保つ

・家に木の枝などが近づいている場合は2フィート以上離す

・雨水が家へ向かって流れないよう排水溝の設置

・保険は大事でない限り使わない

所有形態を個人名義からLLCやリビングトラストに変更した場合は保険会社へ通知する

保険の記録は、1)建物、2)所有者、の2つのカテゴリーで記録が残ります。

保険のクレームがあると、保険料の高騰、もしくは保険の却下のリスクとなります。

ロサンゼルス大火災の影響による資材不足、トランプ関税による建築資材の高騰、不法移民追放による作業人員不足など、保険料が大幅に上昇することが予想されています。

ロサンゼルス大火災で、物件の名義と保険の名義が異なるために保険金が支払われなかったケースがあると聞きます。保険の観点では、LLCの所有形態は投資物件のみ(自宅物件は適用外)となります。リビングトラストを組まれた方も忘れずに保険会社に名義変更を通知してください。

上記は保険会社により異なる場合がありますので、詳細は保険会社に確認してください。

高額資産である住宅売買を誰に依頼するか?

判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。

軽視されがちな事実:   

✔エージェントの知識、経験、交渉力は、物件の最終的な売買価格に1%~5%以上の金銭的違いをもたらす。   

✔エージェントの対応力は、お客様のストレス度、予期せぬ問題や後々の訴訟リスク回避に大きな影響を与える。 

  • あなたの状況とニーズをよく理解してくれる人 
  • 準備から契約、アフターケアまで頼れる人 あなたのために最善の交渉をしてくれる人 
  • あなたを様々なリスクから守ってくれる人 ネットでの成果を出してくれる人 

 

そんなエージェントを選ばれてください。

リタイアメントで日本へ移住する方へのサービス

長年のアメリカ生活を終え、リタイヤメントで日本に永住帰国する方が増えています。物件の売却以外にも皆さんの疑問や不安に寄り添ったお手伝いをいたします。

  • アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
  • 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
  • 米国市民権を保持しているけど、日本の在留資格はどうなる? 永住帰国でお家をご売却されるお客様は下記をお届けしています。   

永住帰国でお家をご売却されるお客様は下記をお届けしています。

  >ご自宅、投資物件の売却3つの方法についてわかりやすく説明

  >全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート

  >永住帰国に関わるサービスのご案内

ご売却される半年前~1年ほど前にご相談いただければ理想的です。

詳しくは、出相までお問い合わせください。

Jay Deaiのブログ

(不動産とは関係の無いことを自問自答として20年以上、書いています)

今月のテーマ:

ゆっくり

住宅の売買は必ず中長期的な視野でお考えください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供

を大切なポリシーとしています。

いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。

今後もセールスではない、有益な情報発信に努めてまいります。

出相

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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