国際情勢が変わる中、住宅市場はまだ上昇を継続

皆さん、
この1か月間で世界情勢が大きく変わりました。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2022年2月のデータです。

• カリフォルニア州の中間価格は$771,270で前月比0.7%増⬆︎、前年比10.3%増⬆︎
• ロサンゼルス郡の中間価格は$773,490で前月比3.4%減⬇︎、前年比12.6%増⬆︎
• ロサンゼルス郡の取引件数は前月比4.5%減⬇︎、前年比7.3%減⬇︎
• 30年固定金利の平均値は3.76%（前年同期2.81%）

注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

金利上昇、ロシアのウクライナ侵略の中、まだ売り手市場がつづいています。
先月につづきロサンゼルス郡の中間価格がまた下がったというデータですが、実際に市場はまだ上昇しており全く下がっていません。
低い価格帯の取引が増えていることが中間価格へ影響しているものと思われます。

FRBが3月16日に2018年以来初めて0.25%政策金利の引き上げを行いました。
FRBは年に8回のミーティングを行うので、最高で8回の引き上げの可能性があります。

この利上げで直接的な影響を受けるのは、クレジットカード、車ローン、Certificate of Deposit、Home Equity Line of Creditなどの短期金利です。

21日にはパウエル議長が「インフレ過剰」と利上げへ積極的な示唆をしたため、株価は下がり、ドルは上がって円安に振れています。

1ドルが120円前後という為替レートも久しぶりです。

時事

前号のメルマガでは、”ロシアのウクライナ侵略が始まってしまった”とお伝えしましたが、この1か月間で想像を絶する惨事に発展しとても心を痛めています。

大規模な西側諸国のロシア経済制裁でアメリカはあまり痛手を受けませんが、燃料や穀物の供給をロシアに依存してるヨーロッパ諸国には苦しい決断となっています。

今のところ中東の産油国では増産をせず、原油価格の高値維持として間接的にロシアを助けています。

先日、バイデン大統領が中国の習近平と電話で会談をしロシア援助への牽制をしています。実際に中国がどう動くかがこれから注視されます。

マーケットデータ・2022年2月

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。是非ご参考ください。

South Bay版
Palos Verdes版
Westside版

Proposition 19 自宅物件の買い替えでの固定資産税優遇

55才以上のホームオーナーの自宅物件の買い替えで、固定資産税優遇は以前からありました。

しかし、”既存の物件の売却価格と同等かそれ以下の物件への買い替えのみ”という制約がありました。

つまり、より高額な物件への買い替えは適用外だったので、固定資産税が高額になってしまう…という躊躇があったわけです。

約1年前（2021年4月）に優遇が拡大されたことがほとんど知られていないので、今回はその概要を説明します。

ホームオーナーの皆さんへは朗報です。

• 55才以上のホームオーナー（年齢制限があります）
• 自宅物件の買い替え（投資物件には適用されません）
• カリフォルニア州内での買い替え（州の税法です）
• 既存の物件の売却価格と同等もしくはそれ以下の自宅物件の買い替え（今まで通り）
• 既存の物件の売却価格を超えた自宅物件の買い替え（新しい優遇）

具体例：

• 10年前に$400Kで自宅を購入
• 現在の固定資産税の査定額が$480K（カリフォルニア州では市場相場に関係なく、年間の査定額上昇は2%が上限）
• その物件を$1ミリオンで売却
• $1ミリオン以下の物件への買い替えの場合、既存の査定額$480Kをそのまま移行
• もし$1.2ミリオンの物件への買い替えの場合、既存の$480K + $200K ($1.2M – $1M) = $680K（新しい査定額）

この改訂前は、この例にある$1.2Mの物件への買い替えへの優遇は一切なく、購入価格である$1.2Mの査定額となりました。

この大きな改善は、多くのホームオーナーの買い替えの動機となり得ます。

これが市場の物件数増加へ貢献することを期待しますが、ほとんどのホームオーナーさんがこの改訂を知らないことがネックだと感じています。

より多くの人たちに知らせてあげてください！

私は数多くの買い替えのお手伝いをしていますので、お気軽にご相談ください。
税務に関することは必ず会計士さんと確認をされてください。

長年住んだお家のご売却

リタイヤのために、長年住んできた家の売却を考えると。。。

• あちこち傷んでいるのはわかっているが、修繕やリモデルはしたくない
• 不要な家具や備品の処分もどうしていいかわからない
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RE/MAX 物件リスト

ロサンゼルスで最大の不動産会社である弊社RE/MAX Estate Propertiesのまだ市場へ出ていない物件リストです。

規則上、ここで住所を公開することはできません。ご興味のある方は、私 Jay Deai までご連絡ください。

 Coming soon

住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。
お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう！さあ、買いましょう！」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。

いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。

ウクライナの戦況をニュースで観て、とても心が痛みます。

威圧、傲慢、暴力はまかり通らない！という強い意識の浸透、
ロシアとウクライナ、そして世界中に平和が来ることを祈ります。