皆さん、
コロナは鎮静化してあちこちで規制緩和も始まり、徐々に生活のリズムが戻りつつあります。
切迫していたロシアとウクライナ情勢を注視していて配信が遅くなりました。
この原稿作成時（2月23日）にロシアがウクライナへの軍事行動を始めました。株式市場は下がり、原油やエネルギー価格は上昇、西側諸国のロシアへの制裁による経済的な影響も懸念されています。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2022年1月のデータです。

• カリフォルニア州の中間価格は$765,580 で前月比3.9%減⬇︎、前年比9.4%増⬆︎
• ロサンゼルス郡の中間価格は$800,960 で前月比3.1%減⬇︎、前年比13.6%増⬆︎
• ロサンゼルス郡の取引件数は前月比33.9%減⬇︎、前年比12.4%減⬇︎
• 30年固定金利の平均値は3.45%（前年同期2.74%）

注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

このデータでは、あたかも価格が下がっているような印象ですが、実際には低い価格帯の物件の取引が増えていることが中間価格に影響を与えています。

ロサンゼルス近郊でどんどん減少しているミリオン以下の物件の需要が高まり、自宅そして投資目的を含めて取引が活発化しています。
ロサンゼルスで1月の取引件数（売買完了件数）が前月比で30%以上も減っているというデータに驚きました。

私が主にお手伝いしている Torrance、Palos Verdes、West LA では取引が減っているとは全く感じませんでした。

• 住宅建築のコストが前年比で21%上昇（Nationa Association of Home Builders）
• アメリカの家賃が前年比で12%上昇。過去16年間で最高の増加率。（CoreLogic）

というデータも出ています。
インフレは困りますが、パンデミックで国が多額な援助を行ったことで経済はダメにならなかったのでしょう。
政府がお金をばらまき過ぎたと非難の声を聞きますが、それがなかったら別の問題が起こっていたと感じています。

時事

とても残念ながら、ロシアがウクライナへの軍事行動を始めました。
どのくらいの規模の争い、そして経済制裁が行われるか、で我々へ与える影響は大きく変わります。先行きが予測できない情勢です。
世界の経済は繋がっているので、経済制裁は受ける方にも行う方にもダメージがあります。
ロシアは、原油、天然ガス、穀物の輸出国なので、それがストップすると特にヨーロッパは大きな痛手となります。
経済だけでなく、多くの兵士や市民が犠牲になります。全面戦争にならず、短期和解となることを心より祈ります。

マーケットデータ・2022年1月

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。是非ご参考ください。

South Bay版

Palos Verdes版

Westside版

住宅ローン金利はどのように動くのか？

FRBの政策金利が比例して住宅ローン金利に影響を与えると勘違いしている人たちがいます。

政策金利は短期金利で、長期金利である住宅ローンに直接の影響はありません。直接関係するのは米国債の動きです。

株式市場は「安定」を求めます。政情不安や国際紛争は不安定要素となり、投資資金は安定を求めて国債や金、Mortgage-Backed Securities（不動産担保ローン）へ流れます。

これは需要と供給の関係です。国債の需要が上がる＝価格が上がる、不動産担保ローンへ資金が流れ供給が増える＝金利が下がる、となるわけです。

ニュースでは30年固定金利が発表されますが、最初の5年間、7年間、もしくは10年間だけ金利が固定し、その後に変動金利になるローンプログラムがあります。

そういったプログラムは30年ものより金利が下がります。

また、ローン額が大きいジャンボローンはコンフォーミングローンとは異なる金利の動きをしますので、ニュースで報道される30年固定金利に翻弄されないよう、ローンエージェントさんへ相談されて自分のニーズに合ったローンを選択されてください。

長年住んだお家のご売却

リタイヤのために、長年住んできた家の売却を考えると。。。

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• 不要な家具や備品の処分もどうしていいかわからない
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RE/MAX 物件リスト

ロサンゼルスで最大の不動産会社である弊社RE/MAX Estate Propertiesのまだ市場へ出ていない物件リストです。

規則上、ここで住所を公開することはできません。ご興味のある方は、私 Jay Deai までご連絡ください。

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