アメリカ不動産用語
【ディスクロージャー/ Disclosure】

アメリカ不動産お役立ち知識

皆様、こんにちは。DEAI TEAM のTomokoです。

今日はアメリカ不動産における、ディスクロージャー / Disclosureについてご説明します。

ディスクロージャーとは、暴露・発覚・発表・開示という意味がありますが、アメリカで不動産を購入されたことがある買主さんは、確実に耳にしたことがある情報開示のことです。

【エージェンシーリレーションシップ　/ Agency Relatiohship】

不動産エージェントはお客様に対し義務を果たすという、買主がまず最初に署名をする書類です。レッドフラッグ / Red Flagと呼ばれる、物件の価値を左右するような問題点は、売主もエージェントも全て買主に隠さずに情報開示をしなければなりません。

【譲渡情報開示説明書 / Transfer Disclosure Statement / ＴＤＳ】

1987年より、買主が物件を購入する前に売主が物件の全てのコンディションを記入し提出します。築年数・故障・電気システム・配管・増築・洪水・土壌・オイル・規制・境界線など様々な情報を開示する義務があります。

譲渡情報開示説明書 / Transfer Disclosure Statement　ＴＤＳが必要ではない物件

裁判所命令による譲渡
銀行差押さえ物件
遺言や相続人のいない所有者死亡後の裁判所による譲渡
離婚などによる配偶者間の譲渡
税金未納による差押さえ物件
新築物件

【環境公害情報開示 / Environmental Hazard Disclosure】

アスベスト(築年数1970年以前のポップコーン天井に含まれていることがあります)
ラドンガス（無色の放射性ガス　癌などをひきおこす危険性があります）
鉛塗料（築年数1978年以前の塗料に含まれていることがあります）
カビ（黒い毒性のカビ）
工場・石油・空港に近い物件
ミリタリーより1マイル以内の物件

【メロールース / Mello- Roos Disclosure】

1982年に認められた税法で、プラヤビスタなどの新しいコミュニティーを造成する際に、学校、公園、道路など整備する必要がありますが､その費用を、その地域に家を購入する人々にも負担してもらうという特別地域税のこと。

【自然災害情報開示説明書 / Natural Hazard Disclosure Statement】

洪水・浸水地帯
山火事などが起こりやすい地帯
断層から周囲1/4マイルの地震地帯
土地液化現象地帯
その他にも物件内での死亡者がいる場合、死亡後3年間は情報開示をする義務があります。

【メーガンズ法 / Megan’s Law】

1994年、ニュージャージ州で当時7歳だった少女メーガンが性的虐待後殺害されるという悲しい事件がありました。両親の願いにより殺害後わずか1ヶ月で、地域社会の市民が自分自身や自分の子どもを守るために、性犯罪者の所在地に関する確かな情報を提供するという法律、メーガンズ法 / Megan’s Lawができました。現在、すべての州が何らかの形でメーガン法を設定しています。

こちらは任意ですが、物件購入の際にこのような情報を知ることも大事かもしれませんね。
ちなみに以前試しに自分の住所近隣を調べたところ、知り合いがいたのでショックでした（汗）
下記のサイトで調べられます。

http://www.meganslaw.ca.gov/