皆さま、
クリスマスを数日後に控え、今年最後のメルマガとなりました。
皆さまにとって2023年はどういう年だったでしょうか。
コロナ後の年でしたが、コロナによって変わった生活形態のすべてが元に戻ることはないのでしょう。ホリデーシーズンの中、世界各地での争い、暴力、差別が収まることを願わずにはいられません。後半で「2024年市場予想3つのシナリオ」をお伝えしています。
2023年12月号のメルマガをお送りします。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2023年11月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$822,200で前月比2.2%減⬇︎、前年比6.2%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$897,990で前月比0.5%増⬆︎、前年比7.3%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比15.6%減⬇︎、前年比5.1%減⬇︎
- 30年固定金利の平均値は7.44%(前年同期6.81%)
注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
- 10月から11月にかけて金利が高かった影響で取引件数は16年間で最少
- 州の中間価格は過去18ヶ月間で最大の上昇(前年比)
- 2023年の1月から11月までの取引総数は前年比25.9%減
経済指標データ
- 11月の消費者物価指数(CPI)はクールダウン継続で前年比3.1%増
- 11月の小売業の売り上げは前月比0.3%増、前年比4.1%上昇
- 11月の失業率は3.7%(前月比0.2%減)
- 11月の雇用者数は前月より少し増え約199,000人(米国労働局発表)
- 12月のFRBのミーティングで政策金利は据え置き
Los Angeles Countyの過去7日間の動向(12月20日現在のデータ)
- 市場へ出た物件数:608
- 値下げした物件数:382
- 契約入りした物件数:516
- 売却完了した物件数:892
時事
インフレ率は順調に下がっている中で消費と雇用は根強く、リセッションを回避したソフトランディングへ進んでいます。今月のFRBのミーティングで来年に0.25%の政策金利引き下げを3回行うという示唆があり、ポジティブなニュースとして株式市場は史上最高値を更新しています。
差し押さえ物件数もコロナ前の半分以下と非常に少ない状態です。大きな観点からアメリカ経済は安定を維持しています。住宅金利は12月に入ってから6%台へ下がってきており、来年の過当競争を懸念するバイヤーの活動が徐々に増え始めています。
来年の政策金利引き下げのタイミングで市場は活性化する見込みです。
マーケットデータ(2023年12月)
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。
是非ご参考ください。
南カリフォルニア 2024年市場予想
住宅市場へは様々な要素が影響を与え、的確な予想を立てるのは非常に困難です。私の情報源から得た南カリフォルニアの市場予想「3つのシナリオ」をお伝えします。すべてのシナリオで、金利は下がり、取引件数は増加が予想されています。
シナリオ その1(確率40%):経済が春に鎮静し、金利は6%から6.5%へ
- 売り手は焦らず、市場へ物件が増えるのは春から
- 金利が下がることで購入の需要は増え、過当競争が春から始まる
- 2024年の後半に住宅金利が6%を割る可能性がある
- 取引件数は2023年比で14.3%から20.7%増加
- 住宅価格は2023年比で3%から6%の上昇
シナリオ その2(確率50%):経済が夏に鎮静し、金利は6%から6.5%へ
- 売り手は焦らず、市場へ物件が増えるのは夏から
- 金利の引き下げが遅れる分、購入の需要が増えるのは夏から
- 2024年の末に住宅金利が6%を割る可能性がある
- 取引件数は2023年比で10.3%から15.7%増加
- 住宅価格は2023年比で0%から3%の上昇
シナリオ その3(確率10%):経済が秋に鎮静し、金利は6%から6.5%へ
- 売り手は焦らず、市場へ物件が増えるのは最終四半期から
- 金利の引き下げが遅れる分、購入の需要が増えるのは秋から
- 住宅金利は2024年を通して6%を割らない
- 取引件数は2023年比で8%から11.6%増加
- 住宅価格は2023年比で0%から3%の減少
この情報では、夏までには90%の確率でインフレが納まり、金利が下がり、市場の物件数が増え、購入需要が増大すると予想しています。
公平な情報の選定には気を配っていますが、予想であることをご理解された上でご参考ください。「その時点の動き」については、直接私までお問い合わせください。
リタイアで日本へ移住する方へのサービス
長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。
- アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
- 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
- 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?
永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。
- お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
- 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
- 永住帰国に関わるサービスのご案内
行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。詳しくは、出相までお問い合わせください。
住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。
お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。
「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。
本年も私のメルマガを読んでくださりありがとうございました。
健康を大切に良い年末年始をお過ごしください。
2024年も引き続き宜しくお願いします。
出相