過去15ヶ月間で最も取引件数が増える【不動産市況データ2019年7月】

不動産ニュース＆LA最新データ解説

皆様こんにちは。Jayです。

カリフォルニア州不動産協会が7月の統計を発表しました。

この3年で最低の金利に後押しされ、7月の州の戸建て取引件数は前月比＋5.6%、前年比＋1.1%と、昨年4月以来15ヶ月ぶりに前年比を上回りました。中間価格は$607,990で前月比－0.4%、前年比は＋2.8%。30年固定金利は7月平均が3.77%で前年同期の4.53%を大きく下回っています。

高い家賃から脱したいファーストバイヤー層には現在の低金利は大きな魅力です。コンディションの良い$400K台から$800K台の物件の動きは活発です。ファーストバイヤー、大きな家への買い替え、リタイヤでダウンサイズなど、雇用が良好な影響もあり各カテゴリーの売買の依頼を多数いただいています。

私が注視（8月20日現在）しているのは、１）Federal Reserve Boardがトランプ大統領の圧力で更なる引き下げを行うか？そうすると株価上昇、円安の可能性が大きい。２）中国政府が香港へ軍事介入を行うと西側諸国からの経済制裁が強まり、株価下落、円高に振れる、という点です。

7月の前年比データ：
City、中間価格、A:売り物件数、P:契約中物件数、S:売却完了物件数の順です。
＊Culver City $1,191K (+15%), A:53件 (-10%), P:35件 (-26%), S:50件 (+9%)
＊Marina del Rey $1,100K (0%), A:94件 (+3%), P:37件 (0%), S:31件 (+11%)
＊Hermosa Beach $1,675K (-4%), A:72件 (+13), P:24件 (+71%), S:46件 (+44%)
＊Redondo Beach $1,100K (+1%), A:118件 (+20%), P:65件 (-2%), S:72件 (+4%)
＊Torrance $840K (+12%), A:137件 (-7%), P:98件 (-2%), S:85件 (-23%)
＊PV Estates $1,930K (+11%), A:100件 (+75%), P:20件 (+82%), S:27件 (+13%)
＊Rancho PV $1,225K (0%), A:150件 (+15%), P:52件 (+33%), S:49件 (+14%)