朝晩は肌寒くなり、今年もハロウィンの季節となりました。私はアメリカ在住30年以上ですが、どうもハロウィンの飾り付けが好きになれません（苦笑）。

子供のころに観たStart TrekのキャプテンKirk役を演じたWilliam Shatner氏が90歳というご高齢で宇宙飛行を達成しました。

我々の子供の世代には「宇宙旅行」という選択肢が出てくるのでしょう。宇宙から地球を観た人たちは人生観が大きく変わるそうです。地球を大切にし、人類の共存共栄の意識が高まることを心より願います。

アメリカ国民の大多数が支持しているバイデン政権の史上最大の公共投資議案が通ることを願います。多くの雇用を生み出し、公共機関の整備が進み、地球環境が改善され、チャイルドケアや教育そしてシニアの健康保険が強化されるというアメリカ全体にとって大切なことばかりです。その財源は、超富裕層からの公平な税金徴収というのも納得できます。次世代へより良いアメリカと地球を継承するのが我々の大きな責任ですね。

今回も最新住宅市場情報をお届けします。
カリフォルニア州で4か月間つづいた取引件数の減少は9月に増加へ転じました。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2021年9月のデータです。

• カリフォルニア州の中間価格は$808,890で前月比2.3%減・前年比13.5%増
• ロサンゼルス郡の中間価格は$886,050で前月比6.7%増・前年比15.7%増
• ロサンゼルス郡の取引件数は前月比6.2%増 、前年比1.6%増
• 30年固定金利の平均値は2.90%（前年同期2.89%）
  

注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

州全体の価格が横ばいに入っている中で、ロサンゼルスの特に戸建て物件はまだ強いと感じています。

過去5年間の平均値からみると、現在の売り物件数はまだ半分以下という在庫不足がつづいています。

ホリデーシーズンは活動がスローダウンし、年内に購入をお考えの方にとっては競争が減る時期と言えます。

マーケットデータ・2021年9月

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。 是非ご参考ください。
■ South Bay版
■ Palos Verdes版
■ Westside版

経済の動向

日々の生活で最も懸念されているのはサプライチェーンの問題です。流通が滞り、物不足でインフレを引き起こしています。

食料品や日用雑貨、そしてガソリン価格も顕著に上がっています。ファーストフードが$10で食べられない時代です。

全米への輸入品の半分近くが入ってくるロサンゼルス港とロングビーチ港の沖に無数の貨物船が待機しています。

最近やっと24時間体制での積み下ろしがスタートしました。クリスマスショッピングが近づく中で物流の改善を願います。

自宅物件への税金優遇

前回の記事で、「過去5年間のうち少なくとも2年間自宅として所有していた物件」は、夫婦名義で＄500K、個人名義で＄250Kまでの売却益へ課税はされないということをお伝えしました。（それを超える分に対してキャピタルゲイン税は発生します）

ずっと自宅であった物件を貸しに出す場合、3年以上の時間が経過するとこの優遇はなくなります。優遇があるうちに売却をするか、そのまま投資物件として持ち続けるか？ご自分の状況に合った判断をすることが大切です。

お持ちの投資物件を他の投資物件へ買い替えることで税金を先延ばしにする1031エクスチェンジという方法があります。
これは規定に沿ったやり方をしなければなりません。私はこの売買の経験も豊富ですので、ご興味のある方はご相談ください。

注）ここでは簡潔な情報をお伝えしています。詳しいことは必ず会計士さんへ確認されてください。

RE/MAX 物件リスト

住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう！さあ、買いましょう！」という無責任な対応をしないことを大切なポリシーとしています。