皆さん、

先月、コロナ規制が大きく緩和されたばかりですが、デルタ変異の拡散でまた少し後戻りの状態です。全世界でワクチン接種がもっと進まない限り、今後も新しい変異型の発生でコロナの鎮静化はとても難しいことを痛感します。


さて、この数か月間の異常な売り手市場が徐々にクールダウンの傾向にあります。

多くのエリアで価格的に頭打ち感が見受けられますが、下落に転じるという予想は出ていません。

夏は毎年売り物件数が増えます。6月は昨年10月以来で物件数が最も増え、前月比15.4%多くなっています。
例年、売り物件数の増加は通常8月上旬まで継続し、秋からホリデーシーズンへ向けて減少する傾向があります。

カリフォルニア州不動産協会が2021年6月のデータを発表しました。

■ カリフォルニア州の中間価格は$819,630で前月比0.2%増・前年比30.9%増
■ 南カリフォルニアの中間価格は$766,000で前月比1.8%増・前年比30.3%増
■ 南カリフォルニアの取引件数は前月比11.5%増、前年比33.9%増
■ 30年固定金利の平均値は2.98%（前年同期3.16%）

特に今月（7月）に入って価格上昇にブレーキがかかってきているのを肌で感じます。
価格を吹っかけている物件は売れ残り値下げもみられますが、優良物件はまだ売り手市場です。

カリフォルニア州の中間価格が前年比で最も上昇しているのは San Francisco Bay Area 35.0%、それに次いで Souther California 30.3%となっています。

この二つのエリアの継続した需要と人気の高さを示しています。

3月から6月のセカンド四半期に、カリフォルニア州で初めてミリオン超えの物件取引数が$500K以下の取引数を上回りました。

2ミリオン超え物件の取引数は前年比で141%（2.41倍）増です。

マーケットデータ　2021年6月

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。是非ご参考ください。

■ South Bay版
■ Palos Verdes版
■ Westside版

経済の動向

コロナのデルタ変異型がワクチン接種をしていない人たちの間で急速に拡散しています。
これは株式市場へ影響を与え、安全資産である米国債が大きく買われて国債の利回りが下がっています。
国債の低い利回りは住宅ローン金利を低く抑える作用となります。


世界経済へはアメリカと中国の景気が大きな影響を与えます。
ニュースでもご存知かと思いますが、中国政府は中国企業の海外株式市場への上場規制を始めています。
また、中国大手企業の破綻も報告されていて、それは関連企業や銀行、アメリカを始め海外の投資会社への連鎖も懸念されます。
私もこれらの今後の動向を注視しています。

よくある質問：「帰る前にアメリカの物件を売るべきか、残しておくべきか？」

日本へリタイヤなどで移住を計画されているお客様から、「帰る前にアメリカの物件を売るべきか、残しておくべきか？」というご質問をよく受けます。

これは税務に関することなので私が明言できませんが、ほとんどのケースでは「日本へ帰る前に売却」が日本の税務上得をするという結果になっています。

各自状況が異なる場合がありますので、必ず日本の税務に親しんでいる会計士さんへご相談され、ご自分に合った方法をお決めになられてください。

RE/MAX 物件リスト (ロサンゼルス）

ロサンゼルスで最大の不動産会社である弊社RE/MAX Estate Propertiesのまだ市場へ出ていない物件リストです。規則上、ここで住所を公開することはできません。ご興味のある方は、私 Jay Deai までご連絡ください。

Exclusive Listings

Coming soon

住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相までお気軽にご相談くださいませ。
「さあ、売りましょう！さあ、買いましょう！」という無責任な対応をしないことを大切なポリシーとしています。

いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。

引き続き宜しくお願いします。