皆さま、

新しい年のスタートをいかがお過ごしでしょうか。
今月は雨の日が多く、カリフォルニア州で続いていた極度の水不足の改善には貢献したようです。

2023年最初のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2022年12月のデータです。

• カリフォルニア州の中間価格は$774,580で前月比0.4%減⬇︎、前年比2.8%減⬇︎
• ロサンゼルス郡の中間価格は$799,670で前月比4.4%減⬇︎、前年比3.2%減⬇︎
• ロサンゼルス郡の取引件数は前月比3.0%増⬆︎、前年比47.7%減⬇︎
• 30年固定金利の平均値は6.36%（前年同期3.10%）
  

注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

• カリフォルニア州で12月に売りに出された物件数は過去5年間で最少。
• 金利が安定し3か月続いた取引数減少から増加へ転じるが、まだ通常取引数より大幅に少ない。
• 中間価格はほとんどのエリアで前年値を下回っている

＜　経済指標データ　＞

• 12月の消費者物価指数（Consumer Price Index）：6.5％（11月は7.1％）とインフレ率は減少継続
• 12月の失業率：全米3.5％、平均値の5.73％よりかなり低い値を維持している

Los Angeles Countyの過去7日間の動向（1月19日現在のデータ）

• 市場へ出た物件数：1,024
• 値下げした物件数：644
• 契約入りした物件数：438
• 売却完了した物件数：616

時事

今年最初のFRBの政策金利のミーティングは2月1日です。大方の予想は前回の0.5%を下回る0.25％の上昇ですが、0.5%の強気引き上げを懸念する声もあります。短期金利である政策金利の動向は車ローンやクレジットカードに直接の影響を与えますが、長期金利の住宅ローンは国債の動きが関与しています。IT関連業界での解雇の話しを聞きますが、まだ全体的な雇用は強いようです。

2022年の秋から年末まで住宅市場は冷え込みました。しかし、年が明けて活動が増えているように感じます。内外を綺麗に改装し適切な価格設定をした物件へは複数のオファーが入っています。今年は物件のコンディションが売却でとても大切な要素になりそうです。

マーケットデータ

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。是非ご参考ください。

South Bay版
Palos Verdes版
Westside版

Estate Planning（相続設計）について

Will/Testament（遺言書）やTrust（生前信託）という言葉を聞いたことがあると思います。

私がお家売買のお手伝いをしていて、これらを理解していない、また作成していない方が多いのに気付きます。

銀行預金や株式、そして住宅などの資産・財産をお持ちの方にとって大切なことですので簡潔にお伝えします。

Willとは自分が他界した際に資産の分配を法的に定めた書類です。証人の署名や日付などが入り有効なものとなります。

相続手続きをProbateと呼びそれを行うのは裁判所です。このプロセスには通常1年以上の時間そして相続資産の10％程の費用がかかることがあります。またProbateでは資産や相続内容が公表されるという短所があります。

Trustとは別のEntityを設定し自分の資産をそのTrustへ移します。この名義変更へ税金は発生しません。TrusteeがTrustの資産管理を行います。元気なうちは自分がTrusteeとなって自分の資産同様に利益を得たり売買することができます。自分が他界もしくは判断能力が損なわれた際は予め指名しておいた自分以外のTrusteeが資産分与や医療の判断などをTrustの内容に沿って行います。前述のProbateのプロセスを回避できるという大きな利点があります。

WillやTrust作成を安価で行うサービスを見かけますが、書類内容の不備により全てが無効になるリスクがありますのでEstate Planning専門の弁護士へ依頼されることをお勧めします。

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住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう！さあ、買いましょう！」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。

私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。
2023年も宜しくお願いします。

出相