2025年の先行き予想に変化?

2025年の先行き予想に変化?

皆さま、

今年も残すところわずかとなりました。

2024年最後のメルマガをお送りします。

来年の住宅市場予測もご参考ください。

2024年12月号のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2024年11月のデータです。

  • カリフォルニア州の中間価格は$852,880で前月比4.0%減⬇︎、前年比3.8%増⬆︎

  • ロサンゼルス郡の中間価格は$937,030で前月比2.0%減⬇︎、前年比4.3%増⬆︎

  • ロサンゼルス郡の取引件数は前月比19.2%減⬇︎、前年比6.2%増⬆︎

  • 30年固定金利の平均値は6.81%(前年同期7.44%)

注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

  • 11月に高額物件の割合が減り、中間価格へマイナス影響

  • 12月18日の政策金利0.25%引き下げで、今年の合計1%減

  • トランプ就任を控え、インフレ懸念で株価は下がり、住宅金利は上昇

 

経済指標データ

  • 11月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%増、前年比2.7%増

  • 11月の小売業の売り上げは前月比0.15%増、前年比2.35%増

  • 11月の失業率は4.2%(前月比0.1%上昇)

  • 11月の雇用者数は予想を上回る227,000(米国労働局発表)

  • 12月18日にFRBが政策金利を0.25%引き下げ

 

Los Angeles Countyの過去7日間の動向(12月20日現在のデータ)

  • 市場へ出た物件数:647

  • 値下げした物件数:696

  • 契約入りした物件数:491

  • 売却完了した物件数:1,013

時事

前年比で取引数が増えているというデータですが、昨年11月は2007年の後半以降で最低の数値でした。

実際には、コロナ前と比較すると取引数はまだ30%以上少ない状態です。

トランプ氏が次期大統領に決まった直後に株価は上がりましたが、トランプ政策によるインフレ懸念で、このところ株価は下がり住宅金利は上昇に転じています。今までは、2025年の政策金利引き下げは4回の意見が大勢でしたが、2回という意見へ変化しています。

住宅市場へ最も大きな影響を与えるのは住宅金利です。その行方がわからなくなり、当初期待されていた春の市場活性化の足かせになる恐れが心配されます。

興味深いデータを下記にシェアします。

仮に景気が悪くなっても住宅市場がクラッシュする状態で無いことがわかります。

  • 住宅ローン金利 
    5%以下:全米77%、加州82%
    4%以下:全米58%、 加州65%
    3%以下:全米22%、 加州29%

  • 住宅ローン完済率:全米39%、加州33%

  • Equity純資産50%以上:全米48%、ロサンゼルス郡64%

住宅の売買は、市場の変化によって売り方も買い方も変わります。

詳しくは出相までお問い合わせください。

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。

是非ご参考ください。

2025年の住宅市場予測 

様々な人や組織が異なる市場予測を出しています。

それらの中から私が参考にしている情報を下記にシェアします。

未来のことは誰にも分りません。あくまでも参考情報としてご覧ください。

まず、2025年住宅市場の懸念要素です。

下記のことが起きた場合、住宅市場へマイナスの影響を与える恐れがあります。

  • 強い雇用市場

  • 政策金利引き下げの遅れによるリセッション

  • 住宅ローン金利高止まり

  • トランプ政策(減税、関税)がインフレを再発

予想シナリオ1:

経済が継続してクールダウンし、ローン金利が6.5%を割る

  1. 売り物件数は2024年比で若干減少

  2. 金利引き下げで購入需要は増大

  3. 春から住宅市場が活性化

  4. 取引件数は2024年比で12%~16%増加

  5. 物件価値は前年比4%~7%上昇

予想シナリオ2:

インフレ再発でローン金利は7%を上回る

  1. 売り物件数は2024年比で18%増加

  2. 春のシーズンに若干購入需要は増える

  3. 買い手は慎重、スロー市場に沿った価格設定

  4. 取引件数は2024年比で横ばい

  5. 物件価値は前年比で若干下がる

予想シナリオ3:

経済と雇用は安定、ローン金利は6.5%~7%

  1. 売り物件数は2024年比で10%増加

  2. 購入需要は前年比で増加

  3. 春に活性化するが、適正な価格設定が鍵

  4. 取引件数は2024年比で8%~10%増加

  5. 物件価値は前年比で2%~5%上昇

大統領選前は大勢がシナリオ1を予想していましたが、トランプ政権下ではシナリオ3が現実的のようです。

富裕層減税と輸入関税引き上げなどでシナリオ2にならないことを願っています。

住宅価格は、経済動向、エリアや価格帯、物件の立地や準備方法で異なります。

詳しくは出相までお問い合わせください。

高額資産である住宅売買を誰に依頼するか? 

判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。

最終売買価格 ー それに掛かるコスト ー 時間や労力 ー 精神的、身体的ストレス = ネットの成果

軽視されがちな事実:

> エージェントの知識、経験、交渉力は、お家の最終的な売買価格へ1%~5%以上の金銭的違いをもたらす

> エージェントの対応力は、お客様のストレス度、問題や訴訟リスクの回避へ大きな影響を与える

  • あなたの状況とニーズをよく理解してくれる人

  • 準備から契約、アフターケアまで頼れる人

  • あなたのために最善の交渉をしてくれる人

  • あなたを様々なリスクから守ってくれる人

  • ネットの成果を出してくれる人

そんなエージェントを選ばれてください。

住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない

「いつまでも安心できるアフターケア」の提供

を大切なポリシーとしています。

本年も私のメルマガを読んでくださりありがとうございました。

これからも有益な情報発信に努力します。

皆さまの健康とご多幸をお祈りいたします。

2025年も宜しくお願いします。

出相

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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