市場物件数は継続して大きく減少【不動産市況データ2020年1月】

不動産ニュース＆LA最新データ解説

皆様こんにちは。Jayです。

カリフォルニア州不動産協会が2020年1月の市況データを発表しました。

一年前の2019年1月は、先行き不透明感や政府機関の閉鎖などで市場が停滞しました。それに比べ、2020年はスタートから市場が活発な動きとなっています。南カリフォルニア地区の取引件数は15.7%増。この前年比データは、その停滞期との比較となっていることを念頭に置いてご覧ください。中間価格は前月比で下がっていますが、その理由は低い価格帯の取引が主だったことが挙げられます。前年比を見ると、LAカウンティーは9.1%増と着実に上昇を維持しています。市場物件数は前年比26.9%減で、2013年4月以来最大の減少率となりました。新型コロナウィルスの影響で金利は低く、購入への追い風となっています。1月の平均固定金利は3.62%で、前年の4.46%を大きく下回っています。コロナウィルス騒動により中国のサプライチェーンに大打撃が起こっており、これが長引くと世界経済の減速という事態もありえます。実は、私の母が一日違いでダイヤモンドプリンセス号に横浜から乗船予定でしたので、船上隔離や感染拡大のニュースを他人事とは思えませんでした。早期鎮静を心から願っています。

1月の前年比データ：
City、中間価格、A:売り物件数、P:契約中物件数、S:売却完了物件数の順です。
＊Culver City $1,050K (+9%), A:37件 (-41%), P:33件 (+6%), S:29件 (+53%)
＊Marina del Rey $1,145K (+16%), A:92件 (-8%), P:25件 (+14%), S:25件 (+47%)
＊Hermosa Beach $1,650K (-30%), A:43件 (0%), P:15件 (+50%), S:13件 (+30%)
＊Redondo Beach $1,011K (+3%), A:59件 (-41%), P:43件 (-36%), S:30件 (-25%)
＊Torrance $905K (+16%), A:64件 (-33%), P:76件 (+17%), S:49件 (-36%)
＊PV Estates $2,338K (-35%), A:42件 (-5%), P:9件 (-31%), S:8件 (+167%)
＊Rancho PV $1,325K (+69%), A:86件 (-4%), P:39件 (+26%), S:31件 (+82%)