皆さま、 例年より遅れて、4月後半でやっと南カリフォルニアらしい春の気候になってきました。
住宅市場は予想より早くソフトランディングしたようです。
やはりカリフォルニアの住宅不動産は強い！と痛感させられます。 2
カリフォルニア州不動産協会が発表した2023年3月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$791,490で前月比7.6%増⬆︎、前年比7.0%減⬇︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$718,370で前月比1.2%減 ⬇︎、前年比8.0%減⬇︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比43.2%増⬆︎、前年比30.2%減⬇︎
- 30年固定金利の平均値は6.54%（前年同期4.17%）
注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
- 春になり購入の需要は増大しているが市場の物件数は前年比30％減。
- 需要過多が追い風となり価格は回復モードに入っている。
- ロサンゼルスの中間価格が前月比1.2%低いが、現場では下がっている認識は無い。
- 4月に入り、売りに出る物件数が増えている実感はある。
＜ 経済指標データ ＞
- 3月の消費者物価指数（CPI）は5.0％と継続して減少
- 3月の小売業の売り上げ前月比で1.0%減
- 3月の失業率は3.5％と継続してとても低い値
- 3月の雇用者数は約236,000人（米国労働局発表）
- 3月22日にFRBは政策金利を0.25%引き上げ
Los Angeles Countyの過去7日間の動向（4月19日現在のデータ）
- 市場へ出た物件数：1,188
- 値下げした物件数：470
- 契約入りした物件数：549
- 売却完了した物件数：934
時事
FRBの積極的な介入で、インフレ、雇用、消費、そして金利は徐々にクールダウン傾向。金融業界のゴタゴタも乗り越えて株式市場は安定を取り戻しています。
春になり住宅購入の需要が増える中、売り物件数は例年よりかなり少なく優良物件へは複数のオファーが入っています。現場の認識では価格はもう下がっていません。
大方の予想では5月にあるFRBのミーティングで0.25%の利上げをし、昨年3月から続いた計4.75%（+0.25%?）の上昇は打ち止めになりそうです。株式市場も住宅ローン金利も5月の利上げは織り込み済みのようです。
今年の後半にインフレが収まり利下げの動きになると、住宅ローン金利も6％を切る可能性があり購入はより活発化するはずです。売り物件数がこれから夏にかけて増えてくれることを願います。
マーケットデータ
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。是非ご参考ください。
屋根のメンテナンス
今年は例年を大幅に超える記録的な降水量がありました。
今まで問題の無かったところから雨漏りを経験したホームオーナーさんも多かったと思います。
私の家もバルコニーや窓枠から水漏れが発生し驚きました。
今回は屋根のメンテナンス5つのポイントについてお伝えします。ご参考ください。
１）雨どいを綺麗にする
落ち葉や異物は雨どいを詰まらせます。特に雨季の前には雨どいを掃除して雨水がしっかりと流れる状態を維持してください。
雨どいからの水は家から外へ向かって流れることが重要です。家の近くに水が溜まると壁や基礎の劣化を引き起こします。
２）樹木の刈込
屋根や外壁に樹木が近づき過ぎていませんか？落ちてくる枝葉は屋根を劣化させますので、定期的に樹木を刈り込んで落下を防止してください。
屋根だけでなく、近くにある電線などにも木の枝がかかっていないか注意してください。
３）瓦の損傷や屋根材の状態を確認する
夏の日照りや台風時の強風が屋根材に損傷を与えることがあります。時折外から観察して、屋根材の剥がれ、損失、ひび割れなどを確認してください。
損傷が見つかったら雨季になる前に屋根業者へ修繕を依頼されてください。
４）カビや苔の除去
水分が溜まる場所や日当たりの悪い部分にカビや苔が発生します。それらは屋根の材質を劣化させますので定期的に除去してください。
漂白剤を水で薄めてカビや苔の部分にスプレーし30分ほど経過してからホースで洗い流すと有効です。
（専門業者へ依頼することをお勧めします）
５）屋根裏や天井の検査
屋根が劣化すると屋根裏や天井に水のシミが出てきます。屋根裏の状態を確認することで雨漏りを早期に発見できます。
水のシミがあったら、状態が悪化する前に専門業者へすぐに修繕してもらってください。
屋根材は主に複合材（Composition）、瓦（Tile）、コンクリートなどが使われています。
それぞれ特性は異なりますが、適切なメンテナンスで屋根の状態を良好に維持されてください。
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出相
