市場の売り物件数は過去5年半で最多

皆さま、カラッとした晴天が続く、爽やかで心地よい季節となりました。
住宅市場にとっても一年で最も活発になる時期ですが、関税の影響によるインフレ懸念から金利はなかなか下がらず、売り物件の増加に対して購入需要がやや追いついていない状況が見受けられます。
とはいえ、立地・コンディション・価格設定の三拍子が揃った物件には、依然として複数のオファーが入り、競争が起こっています。

なお、関税の影響は今後さらに顕在化し、6月以降には私たちの生活にも具体的なかたちで現れ始めることが予想されています。生活必需品は価格上昇前に購入されることをお勧めします。

2025年5月号のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2025年4月のデータです。

  • カリフォルニア州の中間価格は$910,160で前月比2.9%⬆︎、前年比0.7%増⬆︎

  • ロサンゼルス郡の中間価格は$850,270で前月比2.5%増⬆︎、前年比2.9%増⬆︎

  • ロサンゼルス郡の取引件数は前月比12.9%増⬆︎、前年比2.6%減⬆︎

  • 30年固定金利の平均値は6.73%(前年同期6.99%)

注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
  • ロサンゼルスでは1ミリオンくらいまでの価格帯が動いている

  • 州の中間価格(取引中心価格)は最高値

  • 売り物件数は2019年10月以来、過去5年半で最多

経済指標データ

  • 4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%増、前年比2.3%増

  • 4月の小売業の売り上げは前月比0.1%増、前年比5.2%増

  • 4月の失業率は4.2%(前月比変化無し)

  • 4月の雇用者数は予想を上回る177,000(米国労働局発表)

  • 5月7日のFOMC(連邦準備制度理事会の会合)で金利は据え置き

Los Angeles Countyの過去7日間の動向(5月20日現在のデータ)

  • 市場へ出た物件数:1,712

  • 値下げした物件数:1,443

  • 契約入りした物件数:725

  • 売却完了した物件数:1,111

時事

春のシーズンに入り、売り出し物件は引き続き増加傾向にありますが、購入需要はやや伸び悩んでいます。需要の低迷は、既存のホームオーナーによる「買い替え需要」が本格化していないことが大きな要因と感じられます。現時点で売却されている物件の多くは、リタイア層のダウンサイジングや遠方への移住によるものが中心です。

一方、ファーストバイヤー層には引き続き一定の購買意欲が見られます。特に、選択肢の多い今の市場で物件を購入し、今後金利が下がった際にリファイナンスして支払いを軽減する戦略を立てているケースが多く、現在の6%後半の金利水準は大きな障害にはなっていないようです。この層が主に狙う価格帯(約70万ドル〜100万ドル前後)の中で、改装済み・立地良好・適正価格の物件には複数のオファーが集まり、競争になる傾向が見られます。

なお、コンドミニアムやタウンハウスでバルコニーがある物件を検討される場合は、「SB 326(通称:バルコニー法)」に基づく**Certificate(証明書)**の有無を事前に必ずご確認ください。2024年から施行された州の新規定により、証明書が未取得の場合、契約が頓挫する事例が多数発生していますので注意が必要です。

さらに、関税による建築資材価格の上昇が懸念されており、全米ホームビルダー協会(NAHB)は新築市場の見通しを引き下げています。

住宅売買は、市場環境によって戦略も大きく変化します。
売り手にとっては、適切な市況理解と的確な準備が成否を分ける鍵となります。

詳細なご相談や個別アドバイスをご希望の方は、お気軽に出相までご連絡ください。

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。

是非ご参考ください。

粗大ゴミの処理

5月から6月は清々しい日が多く、子供たちのスクールイヤーも終盤。次年度に向けて準備を始める頃で、住み替えのために引っ越し準備を開始する方も多い時期です。

引っ越しの際、頭を抱えてしまう問題に不要物の処分が挙げられます。

冷蔵庫や洗濯機、乾燥機、大型家電の他にもマットレス、カウチなどの大型家具。これらを個人で処分するとなると大仕事です。

今回は家電や大型家具の一般的な処分方法をご紹介します。

ここでは、日系コミュニティの規模が大きいトーランス市を取り上げていますが、自治体によってルールに違いがあります。各自治体のホームページには必ず廃棄物に関する記載があり、少なくとも年に1回は無料で大型家具や家電の回収サービスを提供しています。

トーランス市では、年に1回20点まで無料で回収を実施しています。この際注意したいのが以下のこと

  • 回収係員は私有地に立ち入れない為、自身でカーブサイドに家具などを搬出する必要があります。

  • 小さいものは袋詰めにしたり、ひもで縛るなどしてまとめます。

回収できない品目もあるので注意が必要です。【禁止品の一例】

  • 建築廃材
    木材、コンクリート、レンガ、カーペット、土、木の幹、給湯器、配管設備など。

  • 自動車部品
    バッテリー、ドア、フェンダー、モーター、ガソリンタンク、タイヤなど。

  • 家庭有害廃棄物
    塗料、薬品、鋭利な刃物、電球、温度計などの水銀含有機器、電子機器など。

  • 2人で安全に取り扱うことができない大型のもの

    バスタブ、ピアノ、オルガンなど。

トーランス市では、回収したものはリサイクル品の分別はされず、粗大ゴミとして埋め立て処理されます。まだ使用できる不要物は、リサイクルショップに寄付すると良いでしょう。

無料ピックアップを提供しているリサイクルショップの一覧

その他日系のリサイクルショップ情報

  • BOOK OFF USA

    不要になった本やDV、ゲームソフト・機器の買取をしています。

    https://www.bookoffusa.com/how-to-sell/

  • Kaguyahime

    家具、家電、その他生活用品などをまとめて引き取り・処分・買取しています。

    問い合わせはメールまたは電話  kanke.kaguyahime@gail.com 424-201-9975

最近では、【断捨離】や【ミニマリスト】なんて言葉がよく聞かれます。引っ越しの予定が無くても、身の回りの物を整理してお家の中をすっきりさせるのも今の時代に合ったライフスタイルなのかもしれません。

高額資産である住宅売買を誰に依頼するか? 

判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。

軽視されがちな事実
✔エージェントの知識、経験、交渉力は、物件の最終的な売買価格に1%~5%以上の金銭的違いをもたらす。

✔エージェントの対応力は、お客様のストレス度、予期せぬ問題や後々の訴訟リスク回避に大きな影響を与える。

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リタイアメントで日本へ移住する方へのサービス

長年のアメリカ生活を終え、リタイアメントで日本に永住帰国する方が増えています。物件の売却以外にも皆さんの疑問や不安に寄り添ったお手伝いをいたします。

  • アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?

  • 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?

  • 米国市民権を保持しているけど、日本の在留資格はどうなる?

永住帰国でお家をご売却されるお客様には下記をご提供しています

  • ご自宅、投資物件の売却3つの方法についてわかりやすく説明

  • 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート

  • 永住帰国に関わるサービスのご案内

ご売却される半年前~1年ほど前にご相談いただければ理想的です。
詳しくは、出相までお問い合わせください。

住宅の売買は必ず中長期的な視野でお考えください。
お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。

いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。
今後もセールスではない、有益な情報発信に努めてまいります。

出相

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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