皆さま、
残暑お見舞い申し上げます。
夏休みに日本へ行っていた方たちから「異常な暑さ」と聞き、
ロサンゼルスの快適な気候の有り難味を再認識しています。
住宅の資産価値が強いのも納得ですね。
2024年8月号のメルマガをお送りします
カリフォルニア州不動産協会が発表した2024年7月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$886,560で前月比1.6%減⬇︎、前年比6.5%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$909,010で前月比2.2%増⬆︎、前年比6.7%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比1.5%減 ⬇︎ 、前年比9.1%増⬆︎
- 30年固定金利の平均値は6.85%(前年同期6.71%)
注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が 半数、低く売れた物件が半数という値です。
- 引き続き$1M超の物件取引が主流となり、ロサンゼルスの中間価格は上昇継続
- 7月に入り購入需要は上昇に転じ、市場物件数はそれを上回る増加
- 供給が需要を超えている現状で、強気の価格設定は市場日数の増大につながっている
経済指標データ
- 7月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%増、前年比2.9%増
- 7月の小売業の売り上げは前月比1.0%上昇、前年比2.7%上昇
- 7月の失業率は4.3%(前月比0.2%増)
- 7月の雇用者数は顕著に減少し114,000(米国労働局発表)
- 次のFRBのミーティングは9月18日
Los Angeles Countyの過去7日間の動向(8月21日現在のデータ)
- 市場へ出た物件数:1,423
- 値下げした物件数:1,138
- 契約入りした物件数:642
- 売却完了した物件数:1,153
時事
金利が6%台で安定している影響で、LAカウンティーの契約入り物件数は前年比10%上昇。同時に、市場物件数は前年比約30%増加と、供給が需要を上回っています。現在のLAカウンティーの売り物件の60%は市場日数が30日以上、1/3を超える37%が市場日数60日以上となっています。
住宅金利が6%を割ると購入需要に火が付くことが予想され、今年の秋から冬はTurning Pointになるかもしれません。
コンドミニアムやタウンハウスの売買をお考えの方には、今月のコラム「バルコニー法」が影響する可能性がありますので目を通されてください。
住宅の売買は、市場の変化によって売り方も買い方も変わります。詳しくは出相までお問い合わせください。
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。
是非ご参考ください。
バルコニー法とは?
SB(Senate Bill) 326、俗に「バルコニー法」はカリフォルニア州の法律で、コンドミニアムなどの共同住宅の外部の構造物、特にバルコニーやデッキの安全性に関するものです。この法律の目的は、建物の構造的な問題や老朽化によって発生し得る事故を防ぐことです。2015年にカリフォルニア州バークレーのアパート5階のバルコニーが崩れ6人が死亡、7人が大怪我を負った事故がもとで施行されたものです。
具体的には、SB326は以下のような内容を含んでいます:
- 検査: 3ユニット以上の共同住宅の管理者(HOA)は、地面から6フィート以上の高さにあるバルコニーやデッキなどの外部の木造構造物について、安全性を確認する定期的検査の実施が義務となりました。初回の検査は2024年末までに行われる必要があり、それ以降は9年毎の検査実施という規定です。これは、戸建てや3ユニット未満の共同住宅、また鉄筋コンクリートの構造物には適用されません。
- 修繕と改修: 資格のある建築家や構造エンジニアが検査を行い、報告書がHOAへ提出されます。構造上で危険な問題が発見された場合は、HOAだけでなく市のBuilding Departmentへも報告され、速やかに修繕や改修を行う必要があります。
- 規定違反: このルールに違反した建物は、Building Departmentからのペナルティー、またLiability保険の喪失となります。
住宅売買の取引でも、SB326について明記した書類が今月から義務付けられることになりました。
詳しい内容については、市のBuilding Departmentへお問い合わせください。
注:SB 721は、アパート(賃貸)へ適用される同様な法律で、規定は多少異なります。
リタイアで日本へ移住する方へのサービス
長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。
- アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
- 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
- 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?
永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。
>お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
>全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
>永住帰国に関わるサービスのご案内
行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。
詳しくは、出相までお問い合わせください。
住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。
お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。
「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。
いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。
お役に立てれば嬉しく思います。
出相