皆さま、
ロサンゼルスの秋をエンジョイされていることと思います。
朝晩は肌寒く、でも日中は晴天温暖の快適な気候ですね。
子供たちの新学期も始まり、最終四半期もすぐそこまで迫っています。
2024年9月号のメルマガをお送りします。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2024年8月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$888,740で前月比0.2%増⬆︎、前年比3.4%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$919,890で前月比1.2%増⬆︎、前年比4.3%⬆︎増
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比3.2%減 ⬇︎ 、前年比0.0%
- 30年固定金利の平均値は6.50%(前年同期7.70%)
注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
- 政策金利が0.5%下がったが、住宅市場への影響は出ていない
- 市場物件数は前年比8か月続けて増加、そのうち7ヵ月は二桁の増加
- 住宅ローン金利はほぼ6%に近づいているが、購入需要は伸びていない
経済指標データ
- 8月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%増、前年比2.5%増
- 8月の小売業の売り上げは前月比1.0%上昇、前年比2.1%上昇
- 8月の失業率は4.2%(前月比0.1%減)
- 8月の雇用者数は7月より増加し142,000(米国労働局発表)
- 9月18日にFRBが4年振り、政策金利を0.5%引き下げ
Los Angeles Countyの過去7日間の動向(9月20日現在のデータ)
- 市場へ出た物件数:1,639
- 値下げした物件数:1,268
- 契約入りした物件数:725
- 売却完了した物件数:1,125
時事
住宅市場の観点では、子供たちの新学期スタートが夏市場から秋市場への移行を意味します。通常は、秋市場になると売り出し物件数そして購入活動はクールダウン傾向になります。今年は売り出し物件数がまだ増加しています。LAカウンティーのデータでは、ピークであった5月と比較して市場物件数は29%増、契約入り物件数は11%減、となっています。平均市場日数は3か月間を超えています。市場の物件数がコンスタントに増え、金利はこの数か月で着実に下がっている環境ですが、購入需要が伸びていないのが現状です。これがどのタイミングで反転するかは誰にもわかりません。購入にはチャンスであることは確かです。売却では、これらを考慮した売り出し方や価格設定がカギとなります。
他のエージェントたちと情報交換をしていますが、売却で強気の価格設定は致命傷になる市場だと言っています。
私のお客様の売り物件はどれも短期で契約入りしており、嬉しい驚きです。
住宅の売買は、市場の変化によって売り方も買い方も変わります。詳しくは出相までお問い合わせください。
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。
是非ご参考ください。
全米リアルター協会の訴訟和解について
ニュースで見聞されたかと思います。ここで主な変更内容について説明をします。
一言で言うと、買い手側の不動産会社への報酬方法がオプション化されました。
今までは、売り手と売り手側の不動産会社の間でコミッション(例:5%)の合意がなされ、売り手側の不動産会社が買い手側の不動産会社とそのコミッションを折半(例:各2.5%)するのが通例でした。
新しい仕組み、4つのオプション:
- 今まで通り、売り手から売り手側の不動産会社へトータルのコミッション%の合意をし、契約終了時に売り手側の不動産会社と買い手側の不動産会社でコミッションシェアを行う。
- 買い手からの購入オファーに買い手側の不動産会社のコミッションリクエストを添付する。つまり、売り手と買い手側の不動産会社との間での交渉となる。
- 買い手側の不動産会社のコミッションが売り手からでなく、全額買い手から支払われる。これは日本と同じ方法です。
- 売り手と買い手で買い手側の不動産会社のコミッションをシェアする(2番目と3番目の折衷案)。
買い手は物件の内見を行う前に、物件購入を依頼する不動産エージェントを決め、依頼契約を結ぶことになります。
この契約無しに我々はお手伝いをすることができなくなりました。その契約書には、コミッション額が明記されます。
「少ないコミッションでやります!フラット料金でお手伝いします!」
安売りを目玉にする業者はいます。物ではなく、知識と経験が価値である専門職で安さと質が両立することはありません。
判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。
最終売買価格 ー それに掛かるコスト ー 時間や労力 ー 精神的、身体的ストレス = ネットの成果
軽視されがちな事実:
- エージェントの知識、経験、交渉力は、お家の最終的な売買価格へ1%~5%以上の金銭的違いをもたらす
- エージェントの対応力は、お客様のストレス度、問題や訴訟リスクの回避へ大きな影響を与える
人生最大の資産売買を誰に依頼するか?
- あなたの状況とニーズをよく理解してくれる人
- 準備から契約、アフターケアまで頼れる人
- あなたのために最善の交渉をしてくれる人
- あなたを様々なリスクから守ってくれる人
- ネットの成果を出してくれる人
そんなエージェントを選ばれてください。
リタイアで日本へ移住する方へのサービス
長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。
- アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
- 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
- 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?
永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。
- お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
- 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
- 永住帰国に関わるサービスのご案内
行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。
詳しくは、出相までお問い合わせください。
住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。
お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。
「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない
「いつまでも安心できるアフターケア」の提供
を大切なポリシーとしています。
いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。
お役に立てれば嬉しく思います。
出相