皆さま、
今年もホリデーシーズンの到来、2024年は残り1か月余りとなりました。
固定資産税の期日は12月10日です。遅延は10%のペナルティーとなりますのでご注意ください。
2024年11月号のメルマガをお送りします。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2024年10月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$888,740で前月比2.4増⬆︎、前年比5.8%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$956,210で前月比0.4%減⬇︎、前年比7.0%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比23.1%増⬆︎、前年比10.9%増⬆︎
- 30年固定金利の平均値は6.43%(前年同期7.62%)
注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
- ミリオン超えの取引が大勢を占め、中間価格は上昇
- 10月に一時的に市場が活動的になった
- 大統領選挙後、住宅ローン金利が上昇し市場はスローダウン
経済指標データ
- 10月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%増、前年比2.6%増
- 10月の小売業の売り上げは前月比0.74%増、前年比4.13%増
- 10月の失業率は4.1%(前月同様)
- 10月の雇用者数は予想を下回る12,000(米国労働局発表)
- 11月7日にFRBが政策金利を0.25%引き下げ
Los Angeles Countyの過去7日間の動向(11月22日現在のデータ)
- 市場へ出た物件数:1,069
- 値下げした物件数:1,119
- 契約入りした物件数:647
- 売却完了した物件数:1,037
時事
世界が注目していた大統領選挙が終わりました。選挙直後の11月7日にFRBが予想通り0.25%の引き下げを行いましたが、トランプ氏の減税、輸入関税引き上げ、不法移民の大規模追放の政策が、金利とインフレ高止まりを誘発する不安材料となっているようです。住宅ローン金利は7%を超え、来年春に活性化が期待されている住宅市場の予想が難しくなっています。
12月18日に予定されている今年最後のFRBミーティングで、0.25%引き下げなるか、据え置きになるか、は意見が分かれています。住宅市場の活性化へは、ローン金利が最も大きな影響を与えます。
住宅売買は通常30日から45日の契約が多いので、売却完了数は1~2か月前の活動状況を反映しています。現在は、金利が上がったこと、そしてホリデーシーズン到来で活動はスローです。売りに出ている物件の値下げが目立ちます。空き家になっている物件のセラーさんは、何とかクリスマス前に契約入りしたいというモチベーションがあり、購入者にとっては交渉しやすい環境と言えます。
住宅の売買は、市場の変化によって売り方も買い方も変わります。詳しくは出相までお問い合わせください。
下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。
是非ご参考ください。
Property Taxの査定見直し(カリフォルニア州)
固定資産税の会計年度は7月から翌年の6月末までで、 毎年10月にProperty Tax Billが郵送されてきます。
ホームオーナーの皆さんは、12月10日期日の支払いを行われているころかと思います。
固定資産税のReassessmentは毎年行われ、カリフォルニア州では課税額変更の上限は2%と定められています。
どういったときに2%を超える査定見直しが行われるのか?について下記に簡単にお伝えします。
1)物件の所有権が変わった場合
物件購入をすると、その購入価格が新しい査定価値となります。個人名義の物件を自分が設立したLLCへ変更しても査定見直しとなりますのでご注意ください。リビングトラストへの変更には適用されませんのでご安心ください。
長年同じ所有者である物件の固定資産税が低いのは、市場価値の上昇が前述の年間2%上限を大きく上回るためです。
2)大改装、増築など
家を建て直したり、寝室や浴室、ADU(ゲストハウス)の増設など、大掛かりな改装は再査定の対象となります。
固定資産税の再査定の例外は下記となります。
- 親から子供、また祖父母から孫への所有権移行は、査定見直しの対象外となります。
- 55才以上の方が自宅物件の買い替えを行う場合、固定資産税の再査定へ優遇があります。
税法は絶えず変わりますので、必ず会計士さんや税理士さんへ最新の税法を確認されてください。
高額資産である住宅売買を誰に依頼するか?
判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。
最終売買価格 ー それに掛かるコスト ー 時間や労力 ー 精神的、身体的ストレス = ネットの成果
軽視されがちな事実:
エージェントの知識、経験、交渉力は、お家の最終的な売買価格へ1%~5%以上の金銭的違いをもたら
エージェントの対応力は、お客様のストレス度、問題や訴訟リスクの回避へ大きな影響を与える
- あなたの状況とニーズをよく理解してくれる人
- 準備から契約、アフターケアまで頼れる人
- あなたのために最善の交渉をしてくれる人
- あなたを様々なリスクから守ってくれる人
- ネットの成果を出してくれる人
そんなエージェントを選ばれてください。
リタイアで日本へ移住する方へのサービス
長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。
- アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
- 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
- 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?
永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。
- お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
- 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
- 永住帰国に関わるサービスのご案内
行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。
詳しくは、出相までお問い合わせください。