売り物件数(供給)は増大、需要は横ばい

皆さま、

今年もバレンタインデーそしてスーパーボウルが終わり、春はすぐそこまで迫っています。

シーズンを控えて住宅金利は7%辺りを維持、購入活動に火を付けるに及んでいません。

お知らせ:

所属エージェント数500余名の弊社がRE/MAXから離れ、独立した組織になりました。

社名は「Estate Properties」。経営陣、オフィス、連絡先などに一切の変更はありません。

2025年2月号のメルマガをお送りします。

カリフォルニア州不動産協会が発表した2025年1月のデータです。

  • カリフォルニア州の中間価格は$838,850で前月比2.6%⬇︎、前年比6.3%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の中間価格は$886,400で前月比2.8%減⬇︎、前年比6.4%増⬆︎
  • ロサンゼルス郡の取引件数は前月比28.0%減⬇︎、前年比0.9%増⬆︎
  • 30年固定金利の平均値は6.96%(前年同期6.64%)

 

注)中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。

  • ロサンゼルス大火災が心理的に購入のスローダウンへ影響している
  • 市場の物件数が増え、バイヤーにとって選択は多い
  • 金利が現状より上がらない限り、3月から4月にかけて需要は増える見込み

経済指標データ

  • 1月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.5%増、前年比3.0%増
  • 1月の小売業の売り上げは前月比1.07%減、前年比5.44%増
  • 1月の失業率は4.0%(前月比0.1%減)
  • 1月の雇用者数は予想を下回る143,000(米国労働局発表)
  • FOMCの次のミーティングは3月19日

Los Angeles Countyの過去7日間の動向(2月20日現在のデータ)

  • 市場へ出た物件数:1,529
  • 値下げした物件数:1,123
  • 契約入りした物件数:610
  • 売却完了した物件数:1,090

時事

今年に入り、継続して売り物件数が増えています。現時点では供給が需要を上回っており、その結果として市場の物件数が増大傾向(ロサンゼルス郡:前年比42%増)となっています。これからの購入シーズンの動きは金利次第です。6%半ばくらいに下がれば活性化されるはずです。

先月のロサンゼルス大火災による購入需要への影響は?という質問を受けます。

現在のデータでは賃貸物件の需要は確実に増えていますが、一般住宅売買への影響は少ないです。購入需要が増えているのは2ミリオン超えの価格帯です。4ミリオン超えの価格帯は、昨年比で需要66%増と顕著に増えています。

MalibuやPacific Palisadesエリアで家を失った富裕層が、Santa Monica, Brentwood, Beverly Hills, Newport Beachなどで物件購入をしているという情報があります。また、Arizona州やNevada州へ移る人たちもいるようです。

春に市場の物件数がもっと増えることを考慮すると、2ミリオン以下の価格帯への影響はあまり無いと考えます。被災者の方たちの大半は、しばらくは賃貸に移り事後処理を行い、建て直すか、購入するのか?などの動きは、今年後半もしくは来年になると思われます。

住宅の売買は、市場の変化によって売り方も買い方も変わります。

詳しくは出相までお問い合わせください。 

下記リンクから弊社が毎月作成している各エリアの最新市場データをご覧いただけます。

是非ご参考ください。

California FAIR Planとは?

これは、民間保険会社から住宅保険を取得できない住宅所有者のために設立された保険プログラムです。FAIRは「Fair Access to Insurance Requirements」の略です。

背景と目的

  • 山火事など自然災害が多発するカリフォルニアでは、保険会社がリスクの高い地域での保険引き受けを拒否するケースが増えています。その結果、住宅所有者が保険に加入できず、家を失うリスクにさらされてしまいます。
  • FAIRプランは、保険を取得できない住宅所有者に最低限の補償を提供します。
主な特徴
  1. 対象者:
    • 民間の保険会社から住宅保険の契約を拒否された住宅所有者。
    • 主に山火事の多い地域や災害リスクの高いエリアの住宅所有者が多く利用。
  2. 補償範囲:
    • 火災、落雷、爆発、盗難、暴動や騒乱
    • ただし、地震や洪水、個人賠償責任などはカバーされないため、必要に応じて追加で保険を契約する必要があります。
  3. 保険料:
    • 一般的に民間の保険よりも高額で、補償範囲も限られています。
  4. 申請方法:
    • 保険会社や保険代理店を通じて申し込むことが可能です。
    • 民間保険会社からの拒否通知などが必要となります。

課題と現状

  • 近年の山火事増加によりFAIRプランへの加入者が急増し、プログラムの財政面での持続可能性が懸念されています。
  • 州政府は補償範囲の拡大やプレミアムの安定化などを模索しています。

 

重要ポイント:

FAIRプランは「最終手段」です。できる限り他の民間保険を探すことが推奨されます。災害リスクが高い地域では非常に重要な選択肢となっています。

2024年のアワードをいただきました

エージェント数約550名、サウスベイそしてパロスバデス・エリアで最大の実績を誇る弊社。

皆さまのお陰で個人部門8位の表彰を受けました。感謝の気持ちでご報告させていただきます。

これからも皆さまのお役に立てるよう、謙虚に改善を継続します。

高額資産である住宅売買を誰に依頼するか? 

判断の基準は、差し引きをして結果的なネット成果で考えると明確になります。

最終売買価格 ー それに掛かるコスト ー 時間や労力 ー 精神的、身体的ストレス = ネットの成果

軽視されがちな事実:

> エージェントの知識、経験、交渉力は、お家の最終的な売買価格へ1%~5%以上の金銭的違いをもたらす

> エージェントの対応力は、お客様のストレス度、問題や訴訟リスクの回避へ大きな影響を与える

  • あなたの状況とニーズをよく理解してくれる人
  • 準備から契約、アフターケアまで頼れる人
  • あなたのために最善の交渉をしてくれる人
  • あなたを様々なリスクから守ってくれる人
  • ネットの成果を出してくれる人

 

そんなエージェントを選ばれてください。

リタイアで日本へ移住する方へのサービス

長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。

  • アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか?
  • 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか?
  • 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる?

永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています

  • お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
  • 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
  • 永住帰国に関わるサービスのご案内

行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。

詳しくは、出相までお問い合わせください。

Jay Deaiのブログ

(不動産とは関係の無いことを自問自答として20年以上、書いています)

今月のテーマ:

ツキと運

住宅は必ず中長期的視野でお考えになられてください。

お家のことなら、どんなに些細なことでも出相まで安心してご相談ください。

「さあ、売りましょう!さあ、買いましょう!」という無責任な対応をしない

「いつまでも安心できるアフターケア」の提供

を大切なポリシーとしています。

いつも私のメルマガを読んでくださりありがとうございます。

セールスでない、有益な情報発信に努めています。

出相

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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